(画像出典:EL AL Israel Airlines | Brands of the World™ | Download vector logos and logotypes)
1.エルアル・イスラエル航空とは
飛行機好きが乗りたい航空会社はいくつかあると思いますが、その中でもエルアル・イスラエル航空に乗りたいと思う方は多いのではないでしょうか。
エルアル航空の最大の特徴は、なんといってもセキュリティの高さです。
使用する機材には地対空ミサイルを迎撃できる装置がついています。
また、エルアル航空は乗客に対してのセキュリティチェックが非常に厳しいことでも知られています。そのセキュリティレベルの高さから、エルアル航空は「世界一安全な航空会社」とも評されることがあります。
是非ともこの航空会社に乗りたいものです。
エルアル航空は2020年の3月から成田空港に就航しますが(https://www.traicy.com/20190529-LYnrt参照)、気長に待っていられません。この航空会社に乗るべく、2018年の秋に航空券の手配を開始しました。
2.タイ国際航空から購入できるエルアル航空の航空券
現時点では日本からエルアル航空に乗ることはできませんが、日本からテルアビブ行きの航空券を発券することは可能です。その方法の1つにタイ国際航空からの購入があります。
タイ国際航空HP(https://www.thaiairways.com/ja_JP/index.page)で出発地を「東京」、到着地を「テルアビブ」とすると、以下のようなフォームが出てきます。
東京からテルアビブに行く場合、東京からバンコクはタイ国際航空の機材ですが、バンコクから先、テルアビブまではエルアル航空に搭乗することが可能です。
さらにタイ国際航空から購入すると、イスラエルとヨーロッパは同じゾーンとしてみなしてくれるます。そのため、ヨーロッパの都市とテルアビブを組み合わせてオープンジョーにすることが可能です。今回私はオープンジョーとして、
①成田→バンコク(スワンナプーム)
②バンコク→テルアビブ
③ロンドン(ヒースロー)→バンコク
④バンコク→羽田
という旅程で発券し、エルアル航空に搭乗することとしました。
3.搭乗記
2019年3月2日、いよいよ出発の日です。成田空港に着くやいなや向かったのは、タイ国際航空のカウンター。
エコノミークラスを利用する人は、カウンターの前にあるキオスクで搭乗券を発券します。自分も動線に従ってチェックインを開始します。
キオスクで表示される「お客さまの搭乗便はこちらでよろしいですか?」という欄には、バンコクまでの便とバンコク発テルアビブの航空券の2種類が表われました。「はい」の画面を押して発券開始...と行きたいところでしたが、そう簡単にはいきません。バンコクからの便を発券しようとしたところで出てきたのはエラー表示。
仕方がないのでカウンターに行きます。カウンターの人からは、「エルアル航空をご利用ですね。イスラエルを出る航空券はお持ちですか?」という簡単な質問のみ。荷物も簡単に預けられました。なんだか拍子抜けです。
最初に搭乗するのはタイ国際航空643便。使用機材はA330-300(HS-TEP)、2009年登録の比較的新しい機材です。
(降機時に撮影)
タイ国際航空のA330の座席は、暖色系の温かみを感じさせる色合いとなっています。厚めのヘッドレストも完備されており、バンコクまでの移動も快適に過ごせそうです。
窓側の座席に座ります。タイ国際航空のA330の座席配置は、2+4+2となっており、すぐ通路に出られるのが特徴です。座席も広く、長時間の移動でもあまり疲れを感じさせません。
すべての乗客の搭乗が完了し、飛行機は滑走路へ向かいます。この日の離陸滑走路はRWY34Lでした。
離陸から1時間後、機内食が配られます。機内食はカレー、そば、サラダ、パン、ケーキというもの。カレーが機内食で出されることは結構ありますが、今まで外れに出くわしたことはありません。おいしく頂きました。
機内で睡眠をとっていたら軽食が提供されたあと、飛行機は台湾の南部、ベトナム上空を通りタイへ。空路混雑のため空港の前で旋回しましたが、無事機体はバンコク・スワンナプーム国際空港に着陸。
タキシング中の機体からは、これから搭乗する予定のエルアル航空747-400が見えます。
この機材、見るのは簡単ですが乗るまでが非常に困難でありました...
後編につづきます。後半はこちら↓
この記事のフライト情報
航空会社:タイ国際航空
便名:TG643便
区間:NRT(成田国際空港)→BKK(バンコク/スワンナプーム国際空港)
機材:A330-300(HS-TEP)
利用日:2019/3/2