白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

白ちゃんの搭乗記 vol.5 スカイマーク704便(深夜便) 新千歳→羽田

 

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フライト情報

航空会社:スカイマーク

便名:BC704便

区間:CTS(札幌/新千歳空港)→HND(東京/東京国際空港(羽田))

機材:737-800(JA73NG)

利用日:2019/7/13

 

 

1.はじめに

 夏から秋にかけての行楽シーズン、北海道、沖縄などの遠くの場所へ行き旅行を楽しみたいと思う方は多くいらっしゃると思います。しかし問題なのは航空券の値段。土曜の午前中、日曜の午後の便は値段が高く、購入をためらわれる方も多いのではないでしょうか。しかし飛行機の出発時間を変えることで、お手軽な値段で旅行をすることができます。それが今回搭乗する国内深夜便です。深夜便は比較的人気がないため、低価格で遠くへ飛ぶことができます。国内線の深夜便にはANAの羽田-那覇線、スカイマークの羽田-新千歳線、名古屋-那覇線があります。いずれも期間限定で、スカイマークの場合だと例年7月~10月に運航されています。

今回は深夜便で新千歳→羽田便を使用したときの搭乗記です。

 

2.航空券の購入方法

国内線の航空券ですので、スカイマークの公式サイト(https://www.skymark.co.jp/ja/)から購入しました。直接航空会社から買うと、欠航・払い戻しが生じたときに旅行会社を通さなくてよいので簡単に手続きを行うことができます。

 

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そして気になるのは価格です。公式サイトから予約すると、平日なのであれば基本的に深夜便(702便、704便)は1万円以下で購入することができます。また、週末でも1万円台で購入が可能です。(2、3か月前に購入すれば週末でも1万円以下の航空券が販売されている場合があります。)

ここで注意するべきことは航空券を予約する日程です。深夜便の予約では、必ず搭乗する日程を確認しましょう。特に新千歳発羽田行きの場合、日付を超えてから出発するので注意が必要です。例えば日曜の深夜25:10発の航空券を購入したい場合、購入するのは「月曜日の1:10発」の航空券になります。

 

3.搭乗記

今回利用する深夜便は午前1:10発。搭乗するにあたっての最初の関門は空港への交通手段です。JRの新千歳空港行きの最終は21:51に札幌駅を出発します。空港バスも18時~19時に札幌市内を出る便が最終です。これらの交通手段を使用することもできますが、空港での滞在時間が長くなってしまいます。そこで考えられるのは「JRで千歳駅or南千歳駅まで行き、そこからタクシーを使用する」という手段です。この手段を使えば、札幌駅に22時頃までいても問題ありません。私は札幌駅22:46発の苫小牧行き電車に乗り、南千歳駅からタクシーを利用しました。南千歳駅周辺ではタクシーはなかなか捕まらなかったので、千歳駅で降りてタクシーを探したほうがいいかもしれません。

 

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タクシーを利用して到着した新千歳空港。日中は多くの人でにぎわう出発ロビーですがほとんど人はいません。スカイマークのカウンターがある空港ビルの南側へ向かいます。

 

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空港南側、JALの搭乗口は閉鎖されています。

 

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空港ビル最南端にあるスカイマークのカウンター。ここだけが煌々と光っています。私は予約番号を控えていたので有人カウンターの隣にあるキオスクでチェックインしました。そのあと荷物を預けて保安検査場の中へ。

 

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搭乗案内を見ます。当然ですが、今回搭乗する便の後に出発する飛行機はありません。

 

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保安検査場を抜け、待合室へ。空港の中の店は全て閉店しているものと思っていましたが、唯一ローソンのみ空いていました。ローソンには飲料水、スナック菓子の他に北海道土産も置いてあり、大変使いやすくなっています。

 

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飛行機に乗り込みます。他の飛行機が翼を休めるなか、搭乗機にだけ明かりが点っているのはなんだか不思議です。

 

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飛行機の中はこんな感じ。3連休1日目の便ということもあり、9割ほどの座席が埋まっていました。雰囲気は深夜バスのようです。

 

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搭乗が終わるとすぐさまドアクローズ。この時間に飛んでいる飛行機は他にいないことから、すぐ離陸です。機内も暗くなりました。

驚いたのはこの後、飛行機が安定飛行を始めてからです。なんと機内が明るくなり、ドリンクサービスが始まったではありませんか...

これでは目的地まで寝れません。しかもスカイマークのドリンクサービスは少し特殊で、コーヒーしか飲めません。深夜にコーヒーを飲んでしまうと眠れなくなるので今回はパス、コーヒーとともに配られるキットカットのみ貰いました。

 

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ドリンクサービスが終わった後、飛行機は再び消灯します。私も眠ってしまい、気づいたら羽田空港の滑走路に着陸していました。羽田空港に到着したのは午前3時。ロビーにもちろん人はいません。

 

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空港に着いたのはいいですが、到着した空港ビルは24時間営業ではありません。この便が到着した後、空港ビルは閉鎖されてしまうのです。この便で羽田を降り立った際にとれる手段は

①タクシーで空港の外に出る

②天然温泉平和島のバスhttps://www.skymark.co.jp/ja/campaign/f_flight/heiwajima-onsen_bus_201907.pdf

を利用して温泉で仮眠する

③24時間開館している国際線ターミナルビルまで歩く

の3つです。私は③を選びました。この選択肢のメリットはお金が掛からないことですが、その反面国際線ターミナルまで約1時間歩くことになります。国際線ターミナルに到着したのは午前4時頃。そこから国際線のベンチで1時間ほど仮眠し、始発のモノレールで帰宅しました。

 

深夜時間帯に出発、機内で起こされる、到着したら空港から追い出される等のデメリットも多くありますが、価格面で深夜便は非常に魅力的です。皆さんも深夜便を利用して移動してみてはいかがでしょうか。