白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

白ちゃんの搭乗記 vol.17.1 南アフリカ航空287便 香港→ヨハネスブルグ→ハボローネ(前編)

 

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フライト情報

航空会社:南アフリカ航空

便名:SA287便

区間:HKG(香港国際空港)→JNB(ヨハネスブルグ/O.R.タンボ国際空港)

機材:A340-300(ZS-SXE)

利用日:2018/1/26

※現在この便は運休しています。

 

 

1.はじめに

新年初の搭乗記は南アフリカ航空です。南アフリカ航空は、文字通り南アフリカのフラッグキャリアです。南アフリカのヨハネスブルクをハブ空港として、アフリカやヨーロッパやアメリカへと就航しています。

南アフリカ航空は日本には就航してはいませんが、昨年行われたラグビーワールドカップでは、ナショナルチームの応援のためにチャーター便が運航されたことを覚えている方もいるのではないでしょうか。

実際に南アフリカ航空に乗ったことのある日本人は少ないと思いますが、一昨年に乗る機会があったので搭乗記にしたいと思います。

 

2.搭乗記

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(この写真のみ2019年9月15日撮影)

今回は香港国際空港からヨハネスブルグを経由し、ボツワナの首都、ハボローネを目指します。さらにそこからボツワナ北部の街、フランシスタウンへ向かう計画です。

出発地点となる香港国際空港は、この日も多くの人でにぎわっていました。早速南アフリカ航空のゲートに向かいます。

 

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香港→ヨハネスブルグの飛行時間は13時間15分です。成田→ボストンの飛行時間が12時間ですから、かなりの距離があることがわかります。

長距離路線ですので、この路線には4発機であるA340が投入されています。A340は長距離路線用に開発された機材ですが、燃費が悪いために運航している航空会社も減りつつあります。

 

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搭乗案内が始まり、機内へと足を踏み入れます。A340の胴体は、A330と同一のものが使われています。そのため、座席配置も一般的なA330の座席配置と同じ2-4-2となっています。この座席配置は通路に出やすく、個人的には気に入っています。

 

搭乗者全員が乗り込みドアが閉められます。飛行機はそこから何事もなく出発...と言いたいところですが、ここでちょっとした事件が起きました。なんとCAさんが殺虫剤スプレーをオーバヘットキャビンに向けて噴射し始めたのです。しかもかなり念入りに行っています。CAさんは飛行機1機に対してスプレー1、2缶を使ってしまいそうな勢いで噴射しています。あれだけ殺虫剤を使ったら虫は殺されるでしょうが、乗っている人間も気分が悪くなりそうです。

 

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エコノミークラスのシートは若干古めとなっています。エルアル航空の747(詳しくはこちら→白ちゃんの搭乗記 vol.1.2 エルアル航空82便 (成田→)バンコク→テルアビブ (後編) - 白ちゃんの旅ノート)ほどではないにせよ、シートモニターも古く、画面の解像度が低いのが気になりました。

 

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 指定された座席に着席し、荷物を座席下にしまおうとすると、「Do not stow any baggage」の文字が。なんとこの機材、通路に面している座席の下には荷物を置けないのです。この機種と客室構造を持つA330には何度か乗っていますが、こんな表示は見たことがないので不思議です。通路に荷物がはみ出ることに対する予防策なのでしょうか...?

 

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飛行機は香港国際空港を後にし、ドリンクサービスが開始されます。機内でお酒を飲むのが苦手な私はオレンジジュースを注文。すると出てきたのは紙パックのジュース2本。紙パック1本では物足りない利用者が多いということなのかもしれません。

 

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離陸から1時間後、機内食が配られます。内容は牛肉の煮込み、パン、サラダ、フルーツというもの。牛肉の煮込みは非常に柔らかく、非常においしかったです。今まで様々な航空会社の機内食を食べてきましたが、この時に食べた牛肉の煮込みに勝るものはないと思っています。

 

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ここで機内誌の紹介。「SAWUBONA」と名付けられています。搭乗した月の特集はガーナでした。アフリカの航空会社であることを実感します。

 

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南アフリカの航空ネットワークはこのようになっています。欧米各地への路線があるのは分かりますが、オーストラリアのパースにも就航しているのは驚きです。

 

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飛行機は赤道を超え、アフリカ大陸へと近づいていきます。朝食は、焼きそばにクロワッサン、いちご味のヨーグルトというもの。焼きそばはボリュームたっぷりです。ほとんど座席から動けない機内でこの朝食を食べるのは大変でしたが、なんとか完食しました。

 

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(この写真のみ2018/1/31撮影)

朝食を食べ終わり、南アフリカのO・R・タンボ国際空港に到着。ちなみにO・R・タンボとは、アパルトヘイト闘争の英雄、オリバー・タンボのことです。O・R・タンボ国際空港は、ヨハネスブルクにある空港だけあり、規模も大ききめです。ヨハネスブルクに到着したあと、飛行機を乗り換え、今度はハボローネへと向かいます。

 

搭乗記は後半へと続きます。後半はこちら↓

aroundairport.hatenablog.com