白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

白ちゃんの搭乗記 vol.19 イースター航空722便 新千歳→清州

 

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フライト情報

航空会社:イースター航空

便名:ZE722便

区間:CTS(札幌/新千歳空港)→CJJ(清州国際空港)

機材:737-800(HL8325)

利用日:2019/4/28

※現在この便は運休しています。

 

 

1.はじめに

今回の搭乗記はイースター航空のものです。昨年日韓関係が悪化するまでは、旺盛な韓国人のインバウンドの需要に対応するために新千歳空港と清州空港を結ぶ路線が存在しました。2020年1月現在、残念ながらこの路線は休止となっていますが、昨年の5月に新千歳-清州線に乗る機会がありましたので、搭乗記にまとめたいと思います。

 

2.購入方法

今回も航空会社公式サイト(http://www.eastarjet.com/)から購入しました。(以下購入方法については、「新千歳→仁川」で予約する際の画面で説明しています。)

 

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まず出発地と到着地を入力し、運賃選択画面へ移ります。2020年現在、韓国LCCの路線には路線自体が存在しても毎日運航ではない場合があるので注意が必要です。

イースター航空には「特価運賃」「割引き運賃」「正規運賃」の運賃が存在します。それらの運賃に対して荷物や機内食を追加したプラン「LIGHT」「SPECIAL」「PREMIUM」を付け足すことが可能です。しかし、これらのプランを選択しなくても、あとで個別に荷物や機内食は追加できます。そのため、追加の預け入れ荷物と機内食を同時に追加しようとしている人以外は、この時点で「LIGHT」「SPECIAL」「PREMIUM」のプランを選択する必要はありません。

荷物を預け入れたいと思う方もいらっしゃると思いますが、韓国のLCCは日本のものとは違い、無料で荷物を預け入れられる航空会社が多くなっています。イースター航空も、「特価運賃」以外は15kgまで荷物を無料で預け入れることができます。特価運賃で預け入れ荷物が15kg以上になる人は、追加サービスを選ぶところ(後述)で料金を払う手続きをすると良いでしょう。

運賃を選択すると、「バンドルサービスの購入」というタブが現れますが、これをクリックすると追加の荷物料金と機内食を買ってしまうことになるので、15kg以上の荷物だけを預け入れたい方や、そもそも追加料金を払いたくない人は、「LIGHT」「SPECIAL」「PREMIUM」は押さずに「確認」のみを押してください。

 

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続いて「ログイン」という画面が出てきますが、1回きりしかイースター航空を使用しない場合は、「非会員購入照会」をクリックして先へ進みます。イースター航空を何度も利用する方は、イースター航空のアカウントを作ってもいいかもしれません。  

  

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個人情報の取り扱いについて同意した後、名前、連絡先を入力していきます。

名前を入れた後に「次へ」をクリックすると、続いて追加サービスのページに移ります。

ここでは機内食の注文、預け入れ荷物の追加、座席の指定ができます。それぞれのサービスを付けるとお金が掛かりますから、安くいきたいという方は何も押さずに「次へ」をクリックしてください。ちなみに座席指定する画面を押すと座席図が出てきます。イースター航空では機体前方の席、非常口座席を予約する際に比較的高い座席指定料金がかかります。

 

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座席を指定しないと「一部(全部)区間の座席を選びませんでした。続行しますか」という画面が出てきますが、「完了」を押して予約を続けます。最後に決済をして予約完了です。
出発当日、空港には航空会社に登録したメールアドレスに来ている予約完了メールを持っていくと、チェックインがスムーズに進みます。


3.搭乗記

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今回の出発地点は新千歳空港です。北海道の観光シーズンが始まった時期ということもあり、各航空会社のチェックインカウンターには長蛇の列ができていました。

 

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この日のイースター航空のチェックインカウンターは、B6-B11カウンターを使用していました。チェックインカウンターに並び、搭乗券を受け取ります。イースター航空で購入した航空券は片道だけであったため、復路の航空券の提示を求められました。(復路はジンエアーを利用しています。ジンエアーの搭乗記はこちらです。→白ちゃんの搭乗記 vol.8 ジンエアー201便 仁川→成田 - 白ちゃんの旅ノート)

 

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出国審査を終えロビーへと向かいます。イースター航空ZE722便は、バスゲートからの出発です。他の韓国LCCが搭乗橋を使う中、この便だけがバスゲートです。

 

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新千歳空港のバスゲートは広々としています。ただしバスゲートに売店はありません。

バスゲートで軽食を取ろうとする場合、事前に買っておく必要があります。

 

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出発時刻となり、バスに乗り込みます。バスは数百メートル行ったところで止まりました。タラップを使って飛行機へ乗り込みます。この日の搭乗機、HL8325はもともと中国の山東航空で使用されていたものです。日本と違い、韓国のLCCは中古機を使用している会社が多いように感じます。

 

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イースター航空の座席です。LCCにはよくある革張りの座席ですが、生地がすれてみずぼらしくなっているということもありません。また座席上部はお盆状になっているため、仮眠もとりやすくなっています。

 

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シートピッチも日本のLCC(PeachやJetstar)に比べて広く取られています。このくらいの間隔があれば、韓国への飛行時間(おおむね3時間以内)もストレスなく過ごせると思います。

 

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飛行機は新千歳空港を離陸し、進路を南東へと取っていきます。「EASTER JET」の文字が入ったウィングレットが青空に映えます。

 

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飛行機は函館上空を通過していきます。この日の上空は晴れていたため、函館湾を真上から望むことができました。

 

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ほどなくして機内ではドリンクサービスが始まります。イースター航空では、水のみが無料サービスとなっています。

 

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ここでイースター航空の機内誌を紹介。2019年5月の機内誌の内容はシベリア鉄道でした。日本人がロシアに行く際にはビザを取得する必要がありますが、なんと韓国人はビザを取得しなくても良いのです。そのため韓国人にとってロシアは気軽に行ける場所であり、韓国のLCCはロシアにも就航させています。

 (※2020年1月現在、イースター航空はロシアには就航させていないようです。LCCのチェジュ航空とエアプサンが、それぞれ仁川と釜山からウラジオストクへ就航しています。)

 

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機内誌の中身はハングルなので読めませんが、写真からシベリア鉄道の雰囲気が十分伝わってきました。

 

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機内誌を読んだ後に仮眠を取っていたらもう飛行機は韓国上空へと到達していました。

飛行機は徐々に高度を下げ、清州国際空港へと向かっていきます。


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飛行機は無事空港に到着し、ターミナルビルへと向かいます。
清州国際空港のパスポートコントロールは2、3レーンしかありません。しかし、国際線の到着便がほとんどないことと、利用客の大半が韓国人であることが幸いして、私が韓国の入国カードを書き終える頃には入国審査官の前の列はなくなっていました。

入国カードを提出し、韓国に入国します。清州国際空港は小規模な空港ではありますが、両替屋や売店などが一通りそろっていました。

私はターミナルビルの近くにある駅から電車に乗り、空港を後にしました。

 

4.まとめ

はじめての韓国LCCの利用でしたが、日本のLCCのサービスレベルよりも高く感じました。日韓関係の悪化に伴い、今回搭乗した新千歳-清州線は2020年1月現在運休となっていますが、2020年1月現在、イースター航空は新千歳、成田、関空、福岡、宮崎、鹿児島、那覇から仁川線を就航させています。日韓関係が落ち着きを取り戻しつつある今、イースター航空で韓国を訪れてみてはいかがでしょうか。

韓国のLCCについては、ジンエアーの搭乗記も書いています。

良かったらのぞいてみてください。