白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

白ちゃんの搭乗記 vol.21 日本航空(JAL)528便 新千歳→羽田(A350運航便)

 

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フライト情報

航空会社:日本航空

便名:JL528便

区間:CTS(札幌/新千歳空港)→HND(東京/東京国際空港(羽田))

機材:A350-900(JA03XJ)

利用日:2020/1/24

 

 

1.はじめに

2019年9月1日、JALは最新鋭機材であるA350の運航を開始しました。A350は 2015年にカタールで初就航した機材で、騒音の少ないエンジン、従来機よりも高く保持できる与圧などが特徴の機材です。今回の最新鋭機の導入と同時に、JALはA350に新しい座席を導入し、サービスの向上を図っています。

今回は、 A350に乗って新千歳空港から羽田空港まで行ったときの搭乗記です。

 

2.購入方法

航空券の購入は、いつも通りJAL公式サイト (https://www.jal.co.jp/)から行いました。

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 便名の下に「359」と書いてあるのがA350で運航される便になります。従来機での運航便がWifiと映像コンテンツのみのアイコンであるのに対し、A350での運航便ではそれに加えて充電器、機内エンターテイメントのアイコンも描かれています。

 

3.搭乗記

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今回の出発地点は新千歳空港です。搭乗したのは金曜日の夜になります。この時間の新千歳空港は利用客が少なく、チェックインカウンターも閑散としていました。

 

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新千歳空港のカウンターのうち、9番カウンターは上級会員「JGC(JAL GLOBAL CLUB)」専用のカウンターになっています。その横にはJGC会員専用の保安検査場があり、長い距離を歩かずに制限区域内へと入ることができます。今回はこちらの入り口から入ります。

 

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保安検査場を抜け、搭乗口の前へと進みます。利用するJL528便は、12番ゲートからの出発です。A350は大型機とあって、搭乗時刻前には長蛇の列ができます。

いよいよ搭乗時刻になり、機内への案内が開始されます。JALの搭乗案内はANAと違い、搭乗口前には上級会員や機体後方の乗客の列が形成されません。そのため搭乗案内の途中で列が乱れてしまいます。この方式では搭乗に時間が掛かってしまい、飛行機の遅延にもつながります。今後搭乗案内の方式が改善されるといいと思います。

 

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機体へと足を踏み入れます。A350の座席はダークグレーを基調としたものとなっています。座席には、従来の777や737にはついていなかったヘッドレストもついています。座り心地に関してですが、従来の777や737の座席よりもクッション性が高くなり、体にフィットするように感じました。新しい座席によって飛行中に仮眠を取りやすくなり、より機内で快適に過ごすことができるようになったと思います。

 

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座席に座り、前方を見ます。従来、JALの機材では座席にイヤホンコード、シートポケットとテーブルしか備え付けられていませんでしたが、A350ではシートモニター、USBコード、マルチタイププラグもついています。この座席のレイアウトを見て、吉祥航空の787を思い出しました(その時の様子はこちら(→※準備中です))。座席のクオリティの高さを実感します。

 

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機体上方へと目を移します。A350は777に比べ、屋根が高い印象を受けます。オーバーヘッドキャビンの容量も増大されているようです。A350のキャビンでは、なんと小さいキャリーケースを縦に置くことができます。余談ですが、私が以前搭乗した777では、キャリーケースが縦に置かれてしまったためにオーバーヘッドキャビンが閉まらず、CAさんが位置を直していることがありました。小さいキャリーケースを機内に持ち込む方が多い昨今ですから、A350のオーバーヘッドキャビンの収容力の大きさは、定時運航にも貢献してくれそうです。

 

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 機内が消灯され、飛行機は滑走路に入ります。この日の離陸滑走路はRWY01Lでした。左手に千歳市街の明かりを見ながら飛行機は右旋回、太平洋を南下していきます。

前評判通り、地上走行中、飛行中いずれもエンジンの騒音が抑えられていることがわかります。あまりの快適さに、この飛行機で長距離を移動したくなりました。

 

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離陸から5分くらいたった頃でしょうか。機内エンターテイメントに「機内Wifiサービスをご利用いただけます。」の文字が現れます。従来機の777ではどのタイミングでWifiが利用できるかわかりませんでした。 この表示は非常に助かります。

 

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 ここで機内エンターテイメントの紹介。国内線JALの機内エンターテイメントにはバラエティ、ビジネス、スポーツ、音楽、旅行等、たくさんのコンテンツがあります。

自分は旅行コンテンツの「ニッポン 歩いて新発見!」というJALオリジナルビデオを見ていました。このコンテンツ、旅番組としては面白いのですが、紹介されている場所同士は歩いて行ける距離ではない気がします...

 

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続いて、機内Wifiに接続してみます。機内Wifiへ接続するには、JALアプリ内にある「国内線Wifi接続」というところを押します。(飛行中の場合、トップ画面に接続画面が出てきます。)

 

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接続ボタンを押すと、一旦JALのページが出てきます。インターネットに接続するためには、「無料インターネットに接続する」というところを押します。メールアドレスを入力し、「接続する」と書かれたところを押せばインターネットに接続できます。

なおこの際、登録したメールアドレスに請求書が届きますが、請求金額はもちろん0円ですので心配ありません。 

 

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 離陸から30分後、ドリンクサービスの時間です。私はスカイタイム・キウイジュースを注文。A350ではドリンクホルダーができましたので、従来機のようにテーブルを出す必要がありません。

 

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飛行機は1時間10分の飛行ののち羽田空港RWY34Rに着陸。この日のJL528便は南ウイングに到着です。スポットの到着まで機外カメラを見ます。A350では機体前面と垂直尾翼にカメラが備え付けられています。機外カメラは、機内エンターテイメントの「機外カメラ」から見ることができます。

 

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搭乗橋がつけられ、機体から降機します。普段北海道と本州を行き来している管理人は南ウィングをほとんど利用しないので、 なんだか新鮮な気分です。

 

4.まとめ

 JALのA350は、従来機である777や737と比較して静粛性、機内サービスの面でも進化していると感じました。ANAの新仕様777と比較してもA350のほうがサービスレベルも上だと思います。(ANAの国際線新仕様機材に乗った時の搭乗記はこちら↓)

aroundairport.hatenablog.com

A350は2020年1月現在、羽田発の福岡と新千歳便にしか投入されていませんが、順次国内線の777を置き換えていく予定です。

皆さんも、JALのA350に乗って快適な空の旅を体験してはいかがでしょうか。