航空会社:エアアジア・ジャパン
便名:DJ3便
区間:NGO(名古屋/中部国際空港)→CTS(札幌/新千歳空港)
機材:A320(JA02DJ)
利用日:2019/12/22
1.はじめに
今回の搭乗記はエアアジア・ジャパンです。エアアジア・ジャパンは2017年に運航を開始した航空会社で、中部国際空港を拠点に札幌、仙台、台北、福岡(予定)に就航しています。
今回は、エアアジア・ジャパンを利用して中部国際空港から新千歳空港へ向かった時の搭乗記です。
2.購入方法
今回も、例によって航空会社公式HP(https://www.airasia.com/ja/jp)から購入しました。
エアアジアにはエアアジア・ジャパン以外にもグループ会社がありますが、エアアジアの航空券は、運航会社に関係なくこのHPから購入できます。
出発地と目的地を入力し、利用する便を選択します。エアアジア・ジャパンの名古屋-新千歳便は、1日3往復運航されています。(2020年1月現在)
運賃を選択した後は、追加料金の選択に移ります。エアアジアには追加の運賃プランとして「バリューパック」と「プレミアムフレックス」が設定されています。バリューパックは、①20kgまでの預け入れ荷物、②スタンダードシート(前方の座席以外の部分)の座席指定料金、③機内食1食が入ったプランです。「プレミアムフレックス」は、「バリューパック」でのサービスに加えて、先方座席の座席指定料金、優先チェックイン、優先搭乗、預け入れ荷物の優先受け取りがついているプランになります。プレミアムフレックスでは、予約変更も2回まで認められています。もちろんこれらのプランを指定しなくても飛行機に乗ることができます。
機内食や座席指定をせずに荷物だけを預けたい方は、上のプランを選択せずに予約画面を下にスクロールしていきます。
画面をスクロールしていくと、追加プランの下に、個々のオプションについての選択画面があります。
エアアジアの場合、運賃に預け入れ荷物(受託手荷物)は入ってません。7kg以上のキャリーケースを持ってエアアジア・ジャパンを利用する方は、受託手荷物を事前に購入する必要があります。そうしないと、当日カウンターでネット予約時よりも手数料(中部-新千歳線の場合¥2900)を払うことになってしまいます。
また、事前に座りたい座席や、食べたい機内食がある方はこの画面で購入することができます。
3.アプリでのモバイル搭乗券の発行
エアアジア利用時には、モバイルアプリが非常に便利になります。
スマホでエアアジアのアプリを入れ、自分のアカウントでログインすると、自分が持っている予約の一覧を見ることができます。さらに、追加のサービス(預け入れ荷物、機内食の追加、座席の指定)などをアプリ中の「マイ・ブッキング」で行うことができます。
そしてなにより、アプリで最も利用価値の高いのがWebチェックインの利用です。エアアジアはなんと自分のスマホを搭乗券にすることができます。アプリ内の「Webチェックイン」を押し、名前、予約番号(予約メールに書いてあります。)、出発空港を入力すると、 危険物を持ち込まないか確認されます。「確認する」ボタンを押すと、画面上にQRコードが出てきます。この画面を当日空港に持って行けば飛行機に乗ることができます。なお、ウェブチェックインは出発の14日前からできるようになります。
4.搭乗記
今回の搭乗記は名古屋、中部国際空港からの出発です。中部国際空港には主にFSCが使う第1ターミナルと、LCCが使う第2ターミナルが存在します。エアアジア・ジャパンはLCCですので、第2ターミナルからの出発です。
中部国際空港第2ターミナルは成田空港第3ターミナル、関西空港第2ターミナルと同じく簡素な作りとなっています。今回は荷物を預けないので、カウンターやキオスク端末には寄らずにスマホを持って保安検査場へ向かいます。本当にスマホのQRコードだけで保安検査場を通過できるか心配でしたが、何の問題もなく制限エリアの中に入れました。
長い通路を抜け、搭乗口へ向かいます。中部国際空港の第2ターミナルは、保安検査場から搭乗口まで距離があります(約200m)。中部国際空港の第2ターミナルを利用する際は、時間に余裕を持って搭乗口に向かうことをお勧めします。
本日の搭乗機はJA02DJです。2016年に登録された機体で、180席仕様のA320となっています。
搭乗口でチケットの確認を行い、飛行機へと向かいます。ここでもスマホを片手にQRコードを見せ、ゲートを通過します。
ターミナルから一旦地上に降り、飛行機を目指します。ターミナルから直接機内へ乗り込めないのは多少不便ですが、搭乗橋を使わないのもLCCが安い価格で移動できる理由の一つですので仕方ありません。
機内へと足を踏み入れます。エアアジアのシートは、他のLCCと同じで皮張りとなっています。シートベルトの色は、エアアジアのコーポレートカラーである赤です。
座席に座ります。180席仕様の機材とあって狭くなっています。ジェットスター・ジャパンの機材だと膝がつく部分の座席が薄くなっており多少快適なのですが(ジェットスタージャパンの搭乗記はこちら(→※準備中です。))、今回乗った機材は、普通に腰掛けただけで膝と座席があたってしまいます。
機内を見渡します。前方に見える赤い座席は「ホットシート」と呼ばれるものです。ホットシートには機体の前方座席や、非常口座席が指定されています。ホットシートは便利な席であるため、座席指定料金も高くなっています。
機内を眺めている間にドアクローズ。飛行機は中部国際空港を離陸し、新千歳空港へと向かって行きます。
エアアジア・ジャパンは、飛行中に食事を注文することもできます。メニューはシートポケットに入っていますので、見てみることにします。
名古屋を本拠地にしているエアアジア・ジャパンだけあって、機内食には手羽先、きしめん、八丁味噌をしたメニューが並んでいます。機内食とあって価格は高めですが、お金に余裕がある場合は食べてもいいかもしれません。
機内では機内食のほかに、カップラーメン、グミなども購入できます。
エアアジア機内では、軽食のほかに雑貨なども売っています。ちなみにこのパンフレットの下にある「トコタン」は、中部国際空港のある常滑市のキャラクターだそうです。
機内誌を見てみます。エアアジア・ジャパンの機内誌は3か月ごとに発行されているようです。 2019年10-12月号では、愛知の香嵐渓、知多半島が特集されていました。
北海道・東北の人に、名古屋をはじめとした東海地方の魅力を感じてほしいという意図が感じられました。
飛行機は降下を開始し、新千歳空港に着陸。国内線ターミナル南にあるスポットに止まります。新千歳空港には近年LCCが多数就航し、搭乗橋のないスポットに止まること(いわゆる沖止め)が多くなっています。
シートベルト着用サインが消灯し、乗客の降機が開始されます。国内線ターミナルへは2台のバスで向かいます。
荷物を預けた人たちは、ターンテーブルで返却されます。 LCCにしては多くの人が荷物を預けていたと思います。北海道へ観光しに来た人が多く搭乗していたからかもしれません。
5.まとめ
今回のフライトでは、本拠地のある東海地方の人々と良い関係を築き、より多くの人に乗ってもらおうというエアアジア・ジャパンの意気込みが感じられました。
名古屋から日本国内や東南アジア方面へ旅行に行く際や、日本各地から名古屋へ向かう際にはエアアジア・ジャパンを利用してみるのもアリだと思います。
そのほかのLCCの搭乗記はこちら