白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

搭乗記vol.37.2 Peach581便 成田→新千歳(搭乗編)

 

 

【更新日:2021/1/8】

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(写真は搭乗機とは異なります。)

フライト情報

航空会社:Peach

便名:MM581便

区間:NRT(東京/成田国際空港)→CTS(札幌/新千歳空港)

機材:A320(JA820P)

利用日:2020/12/18

 

 

LCC(格安航空会社)Peachを利用し、成田空港から新千歳空港を目指します。予約方法に関しては前回記事をご覧ください。

aroundairport.hatenablog.com

4.搭乗記

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今回の出発地点は、成田空港第1ターミナルです。

Peachは2020年10月25日、成田空港の発着ターミナルを第1ターミナル南ウィングに再変更しました。(ピーチ、成田1タミに再移転 駅直結で利便性向上、路線拡充視野に10月25日から)

成田空港第1ターミナルへは、JR・成田スカイアクセス・京成電鉄の成田空港駅から地下通路を利用します。(参考:空港ガイドvol.7 成田空港第1ターミナル発Peach運航便 搭乗方法 - 白ちゃんの旅ノート)

移転により、鉄道利用によるターミナルへのアクセスの利便性は向上しました。

 

キオスクでチャックインを行い、スーパーのレシートのような搭乗券をもらいます。

ジェットスターと違い、Peachは必ず空港でチェックインする必要があります。

 

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手荷物カウンターは、キオスクのすぐそばにあります。

本来このカウンターはANA便も使用するのですが、成田発着のANA国内線が運休している今、事実上Peach専用カウンターとなっています。

 

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手荷物カウンターの隣には、保安検査場への入り口があります。

機内持ち込み手荷物の中に重量オーバーしているものがないか、係員の人がチェックしています。

その光景はさながら関所のようです。

 

ちなみに私は小さなリュックサック1個で搭乗したため、係員の人から声を掛けられることはありませんでした。

そのまま保安検査場に向かいます。

 

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保安検査場を通り抜け、待合室へと向かいます。

待合室にはANA系列の売店「ANA FESTA」のみがあります。

こちらでもお土産や軽食は売っていますが、バリエーションは少ないです。

たくさんの種類の中から東京土産を選びたいという人は、保安検査場に入る前に購入しておきましょう。

 

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搭乗時刻になり、乗客の誘導が開始されます。

一定の需要の見込まれる札幌便であることから、コロナ禍においでも長い列が形成されていました。

 

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第1ターミナル国内線エリア発着の便の一部はボーディングブリッジで搭乗できるものもあるものの、搭乗したMM581便はバスゲートでした。

バスに乗って搭乗機へと向います。

 

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バスに揺られること1-2分。搭乗機の前へと到着しました。

バスでの誘導だと仕方のないことですが、降車後はどうしても混雑してしまいます。 

 

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(別機JA817Pで撮影した画像ですが、仕様は同じです。)

機内へと入ります。今回搭乗したのはJA820P。

2017年からPeachで活躍している機材です。

LCCらしく、座席の薄さが特徴的です。

座席が薄くても、座り心地には問題ないように感じられます。

 

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(2020/3/23撮影)

座席の背面は、テーブルとシートポケットのみとなっています。

シートポケットは網状ではないためか、やや盛り上がっています。

この機材のシートピッチは74センチしかありません。

(JAL国内線のシートピッチは79センチ)

国内線FSCとは5cmほど狭いのですが、だいぶ窮屈に感じます。

 

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(2020/2/24撮影)

Peachには2019年まで存在していたLCC、バニラエアで運航されていた機材もあります。

元バニラエアの座席はPeachオリジナルのものと若干異なり、座席が若干厚く、手すりが濃い青系のものとなっています。

 

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元バニラエア機の背面は、脚を伸ばすことを考慮しており、下部が若干えぐれたような構造になっています。

個人的にはこちらの座席のほうが余裕を感じられるので好きです。

 

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 飛行機はプッシュバックを開始し、滑走路へと向かっていきます。

窓からは、スリランカ航空のA330が見えました。

 

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この日の成田空港は南風が吹いていたため、RWY16Rからの離陸となりました。

MM581便が出発する午後4時前後は、アメリカ行きの便で混雑する時間です。

そのため普段は滑走路の前では機体の渋滞が発生するのですが、新型コロナウイルスの影響で離陸待ちをすることなく飛び立てました。

この時間に離陸待ちをしないのは、だいぶ違和感があります。

  

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搭乗機は一旦南東へ向かい、右旋回をして北へと向かいます。

夕暮れの房総半島の景色は、日本の原風景という感じがしてきれいです。

 

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 Peachでは、有料で機内食を注文することもできます。

大阪の有名店「たこ昌」のたこ焼きや、道頓堀の老舗「千房」のお好み焼きの写真がメニューの表紙を飾っています。

 

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機内食メニューの種類は様々で、ビーフシチューやカップラーメンもあります。

今回は距離が短い路線の利用ですが、成田-沖縄線などの長距離であれば、注文してしまうかもしれません。 

 

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国内線のLCCで特徴的なのは、機内で空港から市内へと向かうバスや鉄道のチケットが買えることです。

機内で買うことで、おトクに旅をすることができます。

 

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(2020/2/24撮影)

飛行機は高度を下げ、新千歳空港のRWY01Rに着陸していきます。

 

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飛行機はターミナルの一番端、0番搭乗口に到着。

Peachの降機時の対応は独特で、「飛行機からお降りになる際には、おしゃべりをせずに、集中した一歩を踏み出してください。」と言った趣旨のアナウンスが流れます。

このアナウンスは個人的には馬鹿にされているような印象を受けるので、あまり印象がよくありません。

降機してから通路を通り、到着ロビーへと向かいます。

北海道はまだ冬でしたので、コートを着ている人を多く見かけました。

 

5.まとめ

日本にLCCを定着させた立役者であるPeach。

LCCらしく安価な航空券で最低限のサービスを提供するといった印象です。

FSCのようなサービスはないですが、安く目的地へ向かいたい人は、ぜひPeachを利用してみてはいかがでしょうか。

 

国内線のLCC各社の搭乗記はこちらになります。

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