航空会社:日本航空
※運航:北海道エアシステム(HAC)
便名:JL2754便
区間:HKD(函館空港)→OKD(札幌/丘珠空港)
機材:ATR42(JA11HC)
利用日:2020/7/12
1.はじめに
今回の搭乗記は、北海道エアシステム(HAC)です。
HACは1998年に運航を開始し、2020年現在は札幌・丘珠空港を起点として利尻、女満別、釧路、函館、三沢空港線と、函館-奥尻空港線を運航しています。今回は、HACを利用して、函館から札幌・丘珠空港に向かったときのものです。
2.予約方法
HACはJALグループですので、HACのHP(http://www.info.hac-air.co.jp/)、JALのHP(https://www.jal.co.jp/jp/ja/)どちらからでも予約することができます。
出発地を「函館」、到着地を「札幌/丘珠」とすると、HACの便が出てきます。
HACが出発する空港は新千歳空港ではなく丘珠空港です。
間違えることのないようお気をつけください。
3.搭乗記
今回の出発地点は函館空港です。
函館空港は北海道の南の玄関口として機能しており、羽田、伊丹、中部、奥尻線が就航しています。
まずはチェックインカウンターへ向かいます。
函館空港のチェックインカウンターは、向かって左側がJAL、右側がANA・AIR DOとなります。キオスクで搭乗券を発券し、保安検査場へと向かいます。
函館空港の保安検査場は2階です。
今では珍しくなった「パタパタ式」の出発案内が目を惹きます。
函館空港の制限エリア内に売店は1つしかないので、飛行機に乗る前に飲食をする方、お土産を買う方は保安検査の前に済ませておくのが良いと思います。
今回利用するJAL2754便の出発ゲートは3番です。
搭乗口前には十分すぎるほどのベンチが並べられています。
搭乗時刻になり、優先搭乗が始まります。
優先搭乗で乗ったのは私を含めて5人ほど。
HACを日常的に利用している方々が多数いるようでした。
飛行機へは徒歩で向かいます。
今回搭乗するのはATR42、JA11HCです。
この機体は2020年に運用を開始した機材になります。
この機体は「北海道の豊かな海と美しい雪が舞い降る大地」をイメージした特別塗装で、機体には雪の結晶、キタキツネ、サケやウニが描かれています。
機内へと進みます。
HACの座席は黒をベースとしたものとなっており、他のJALグループの座席と統一感をもたせています。
座席背面を見てみます。
小型機の座席ではありますが、非常にゆったりとしています。
HACのATR42の座席は、テーブルの上にポケットがある仕様となっています。
この座席のタイプはシートピッチに余裕をもてるため、非常に快適です。
シートポケットを見てみます。
HACでは独自に機内誌を作成しています。
2020年7/8月号の内容は、北海道内の日本遺産とポイントサイト「モッピー」、JMB(JALマイレージバンク)の歴史というものでした。
だいぶコアな内容ですね。
飛行機は函館空港のRWY12を離陸していきます。
函館空港からの離陸は海を見ながらの上昇となりますので、非常に美しいです。
水平飛行に入り、シートベルトサインが消灯します。
CAさんから飴が入った袋を貰います。
中身は黒糖、アセロラ、ハーブののど飴です。
通常のJAL便では一度に3つももらわないので、なんだかお得な気分です。
飴の入った袋には、CAさんからのメッセージが書いてありました。
短い飛行時間でも楽しんでもらおうという、おもてなしの心が感じられます。
飛行機は夕暮れの北海道を北へ進んでいきます。
残念ながら眼下には雲がかかっており、どこを飛んでいるのか分かりませんでした。
飛行機は高度を下げ、丘珠空港へと着陸していきます。
新千歳空港とは違い、窓からは札幌市街が間近に見えます。
飛行機は丘珠空港に到着。
ATR機ですので、機体後方から降ります。
丘珠空港は札幌市内にある、規模の小さな空港です。
手荷物を受け取るターンテーブルを抜けると、すぐに到着ロビーに出ます。
到着ロビー横にはリムジンバスが待機しており、2754便の乗客を載せた後、すぐに出発していきました。
4.まとめ
北海道各地を結ぶ北海道エアシステムの搭乗記をお届けしました。
JALグループの会社ながらも、機内誌やサービスに独自性をもたせている点は非常に好印象でした。
道内を移動する際は、HACを利用してみてはいかがでしょうか。
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