【2020/10/9掲載】【2021/1/31更新】
JALの最新鋭機、A350の搭乗記です。
従来機よりも静かな機内、快適な座席で、素晴らしい旅となりました。
航空会社:日本航空
便名:JL910便
区間:OKA(沖縄/那覇空港)→HND(東京/東京国際空港(羽田))
機材:A350-900(JA01XJ)
利用日:2020/10/4
1.はじめに
JALは2019年10月に最新鋭旅客機、A350を導入しました。
JALのA350は、従来機よりも静かなエンジン、グレードアップした座席で利用客からも好評を博しています。(AIRBUS A350 - JAL国内線)
普通席にプラス1000円で乗れるクラスJについても、従来の座席から設計が変更され、コンセントや読書灯がつくようになりました。
今回は、そんな新しい時代の飛行機であるA350-900を利用して、那覇から羽田を目指します。
2.那覇空港のサクララウンジ
今回の出発地点は那覇空港です。
那覇空港の出発カウンターは3階にあります。
幹線の発着する空港らしく、カウンターは手荷物預かり用、JGC会員用、航空券購入用など、細分化されています。
ターミナルビルの2階に進み、保安検査場を通過します。
保安検査場はファーストクラス/JGCプレミア向け、JMBサファイヤ/JGC(JAL Global Club)向け、一般客向けに分かれています。
ファーストクラスの乗客やJALの上級会員制度であるJGCを持っていると、長い列を並ばずに保安検査場を通過できます。
保安検査場を通過しサクララウンジに向かいます。
那覇空港のサクララウンジは保安検査場から搭乗口に向かう途中にあり、分かりやすい場所にあります。
サクララウンジの中に入り、カウンターをのぞいて見ます。
沖縄のラウンジだけあって、泡盛が置いてあるのが特徴です。
ラウンジで飲める泡盛は、沖縄県酒造協同組合が製造している「南風」です。
華やかな香り、心地よい喉越しが特徴となっています。
(琉球泡盛 || 泡盛データベース | 南風 【沖縄県酒造組合公式】)
泡盛といえばロックにして飲みたいところですが、新型コロナウイルス対策の影響で氷がカウンターに置かれなくなってしまいました。
氷をもらいたい場合、係員の人に言う必要があります。
泡盛の置いてあるカウンターの隣には、ビールサーバーがあります。
通常のサクララウンジでは数種類のビールが置かれていますが、沖縄のサクララウンジにあるのはオリオンビールのみです。
1種類しかビールが置かれていないラウンジは初めて見ました。
3.搭乗記
ラウンジでくつろいだあとは、搭乗口へと向かいます。
搭乗口のすぐそばには売店もあり、出発直前にお土産を買いたくなった場合でも対応できます。
今回搭乗するのはJA01XJです。
この機体はJALのA350の中でも初めて投入された機体になります。
機体後方には赤字で「A350」の文字が描かれています。
この赤い文字は挑戦を表しているそうです。
(出典:JALのA350、札幌就航 初便は”赤”の初号機、12月から2往復増)
機内へと入ります。
A350のクラスJは2+4+2のアブレストとなっており、3+3+3の普通席よりもゆとりがあります。
普通席と違い、自由に位置を調整できる読書灯、飲料を置ける肘掛け、レッグレストが完備されています。
足元には電源も完備され、ノートパソコンやスマートフォンを充電できます。
座席後方にはシートモニター、USBポート、イヤホンジャック、シートポケットがあります。
シートポケットは3つあり、充電中の携帯やペットボトルも置くことができます。
座席の左側にはポケットがもう一つあり、雑誌やタブレットを置くことができます。
横幅にゆとりのある、クラスJならではの設備です。
座席の右側にはシートモニターのリモコン、座席とフットレストの角度を調整するボタンがあります。
設備が充実しており、あたかも国際線機材に乗っているようです。
出発前にはJALが行っている新型コロナウイルス対策に関するビデオがありました。
安心して飛行機に乗ってもらいたいという、JALの意図が感じられます。
国内の他の会社は新型コロナウイルス対策としてシートポケットにある機内誌を撤去していますが、JALはそのまま置かれています。
この対応に賛否はあると思いますが、個人的には機内誌をシートポケットに置いてくれるのはいいことだと思っています。
搭乗が終わり、ドアクローズ。
機内には「ドアモードをオートマティックに変更してください」のアナウンスが響きます。
JALに乗っていることを印象づける場面です。
(余談ですが、ANAは「セットスライドバー」と言います。)
飛行機は南へタキシングし、RWY36Rから離陸。
エンジン音は従来機よりも比べ物にならないほど静かで、本当に離陸しているのか不安になるくらいです。
離陸途中では、新しくなった管制塔を見ることができました。
離陸したあと、機内Wifiへと接続します。
JALのアプリをダウンロードしておくと、アプリからWifi接続画面に飛べるので便利です。
メールアドレスを入力し、接続を完了させます。
無事インターネットに接続できました。
インターネットは人工衛星を介して行われます。
そのため、Twitterなどの広告が地域ごとに最適化されるSNSでは、アメリカの広告が出現します。
インターネットを利用しても、国際線気分を味わえます。
飛行機は進路を北東へと進みます。
機内からは奄美大島が見えました。
奄美大島にはLCCも就航していますし、いつか行ってみたい場所の一つです。
沖縄旅行の疲れからか、少し眠ってしまったようです。
起きたら座席にはこのような張り紙が出されていました。
CAさんに起きた旨を告げ、飲み物を持ってきてもらいます。
ドリンクカートが過ぎたことを示す張り紙はJAL独自のサービスで、非常に好感が持てます。
ドリンクを飲んだ後は再び熟睡、起きた頃には関東に戻っていました。
機内からは三浦半島がはっきりと見えました。
羽田空港を北側から回り込み、飛行機は高度を下げていきます。
この日は南風運用となっており、いわゆる「都心上空飛行ルート」を使って着陸します。
着陸直前に東京タワーが見えるのは非常に新鮮でした。
飛行機はRWY16Lに無事着陸。
第1ターミナル北ウィングへと向かい、降機します。
この飛行機は那覇からやってきた便です。
しかし乗り継ぎ便のご案内の掲示板には、「熊本」や「大阪/伊丹」の文字があります。
修行僧の方々でしょうか...
4.まとめ
快適なA350を利用し、那覇から羽田へと向かいました。
A350のクラスJへの搭乗は初めてでしたが、シートはゆったりとしており、普通席よりも格段に快適でした。
クラスJへは、普通席料金に1000円を追加するだけで搭乗できます。
みなさんも、快適な移動が約束されているA350のクラスJを是非利用してみてはいかがでしょうか。
A350普通席の搭乗記はこちら↓
従来機のクラスJ搭乗記はこちら↓