白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

国内最長路線に乗ろう! 搭乗記 vol.57 Peach271便 新千歳→那覇

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今年最後の搭乗記は、Peachが誇る国内最長路線、新千歳-那覇線です。

フライトタイムの長さゆえ、日本から東南アジアに向かっているようでした。

フライト情報

航空会社:Peach

便名:MM271便

区間:CTS(札幌/新千歳空港)→OKA(沖縄/那覇空港)

機材:A320(JA818P)

利用日:2020/12/16

 

 

1.はじめに

 2020年10月25日、Peachは新千歳-那覇線の就航を開始しました。

国内線における最長路線であり、飛行距離は2400kmにもなります。

(ちなみに成田-台北の距離は2200km弱です。いかに長い路線かおわかりいただけるかと思います。)

 

ちなみにこの路線、偏西風の影響を受ける関係で、新千歳発の飛行時間は4時間ちょうど、那覇発の飛行時間は3時間5分です。

最長路線に乗りに行くわけですから、どうせなら飛行時間の長い便に乗りたいものです。

という訳で今回は、国内最長路線を新千歳から搭乗します。

 

2.搭乗記

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北海道の玄関口、新千歳空港からのスタート。

人がいないコンコースには、クリスマスツリーが寂しげに飾られていました。

 

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Peachのチェックインカウンターは、ターミナルビルのはずれにあります。

近くにお土産屋さんはないため、チェックイン前に買っておきましょう。

 

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チェックインカウンターの前には、「旅先での感染予防の徹底をおねがいします」と書かれた垂れ幕が掲げられていました。

旅行は楽しいものですが、旅先で感染リスクを高める行動をしないよう気をつけたいものです。

 

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保安検査場を抜け、待合室に向かいます。

MM271便は0番搭乗口からの出発です。電光掲示板に表示された「沖縄」の文字に心踊ります。

搭乗時刻となり、機内への案内が始まります。

普段は機体後方の乗客から案内されますが、この日の搭乗客は少なかったのか、1回目の案内ですべての乗客を機内に通していました。

 

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この日の搭乗機はJA818P。2016年登録のA320です。

最近のLCCらしく、極限まで薄くした座席が特徴です。

最近のPeachは機材の更新が進み、肉厚シートを見かけることもなくなりました。

 

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座席を背面からみてみます。

座席をなるべく斜めに配置し、足元の間隔を広げようとしています。

工夫された座席ですが、依然として足元は狭いです。

正面を向いているだけなのに、膝が簡単に前の座席にあたってしまいます。

 

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搭乗が終わり、飛行機は新千歳空港のRWY01Lから離陸していきます。

冬の澄んだ空の向こうには、樽前山が見えました。

 

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飛行機は上昇したあとすぐに右旋回。

石狩平野の北側には雪が積もっています。

 

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 安定飛行に入り、CAの方からアナウンスが入ります。

「只今よりリクライニングをお使いになれます。お客様の皆様、リクライニングを使用するときは後方のお客様に声をかけていただき、明るい機内づくりにご協力ください。」

なんだか長距離バスみたいです。

 

続いて機内販売が始まります。

機内販売で扱う商品は通常より少なくなっており、水、ジュース、マスク、除菌スプレー、カレンダーのみの販売となっていました。

安心して機内食を頼める時期が来てほしいものですね。

 

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この飛行機のフライトタイムは3時間40分。

機内で何もすることがないので、少し仮眠を取ることにします。

 

 

起きたのは離陸から1時間半後。まだ着陸まで2時間あります。

なかなか進まない時計に絶望しながら、窓を見ます。

見えてきたのは宮崎平野。一直線に伸びる海岸が特徴的です。

 

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飛行機は鹿屋飛行場の上空を通過し、いよいよ沖縄に近づいて来ます。

これだけ長い路線だと乗客もCAさんもやることがありません。

機内には気だるい雰囲気が漂います。

この空気感、どこかで感じたことがあります。

そうです。東南アジアに向かう飛行機です。

今では味わえない国際線の雰囲気に、少し懐かしくなりました。

 

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やっと降下を開始し、那覇空港に着陸します。

エメラルドグリーンには輝いていませんが、機外に見える海は南国のそれです!

 

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飛行機は那覇空港RWY36Lに着陸。長いタキシングを経たあと、飛行機は国内線北側のエリアに到着します。

4時間過ごしたこの機体ともお別れです。

 

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南国の暖かい空気に包まれながら、到着ロビーに向かいます。

北海道と沖縄の気温差は20℃以上あります。体がおかしくなりそうです...

私は荷物を預けていないので、そのまま制限エリアの外に出ました。

 

まとめ

なかなか進まない時計の針、気だるい機内...

国内最長路線の雰囲気は、どことなく国際線に似ていました。

海外に行けない今、国際線の雰囲気だけを感じにMM271便を使って見るのはいかがでしょうか。

3.おまけ

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到着ロビーを抜けて真っ先に向かったのはターミナルビルの端っこにある空港食堂。

空港で働く人向けの食堂ですが、観光客も利用できます。

 

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空港食堂でちゃんぽんを注文します。

沖縄のちゃんぽんは本州のものと違い、ご飯の上に野菜炒めがのっています。

野菜とごはん、卵の相性が最高でした。

 

2020年の搭乗記はこれで終わりです。

今年も白ちゃんの旅ノートをご覧いただきありがとうございました。

12/30には2020年まとめとして、人気記事ランキングを発表したいと思います。

お楽しみに!