※写真の機材は搭乗したものと異なります。
今回の搭乗記は、最近搭乗したANA国内線の新しいコンフィグ「78M」です。
本来国際線機材で運航されている機材での運航便は、やはり一味違いました。
航空会社:全日本空輸(ANA)
便名:NH1098便
区間:OKA(沖縄/那覇空港)→HND(東京/東京国際空港(羽田))
機材:787-8(JA831A)
利用日:2020/12/16
1.はじめに
新型コロナウイルスの影響により国際線の運航が減少したANAは、2020年の夏ごろより787の国際線仕様機材を国内線で運航しています。
国際線機材は機内で長時間過ごすことを考慮した内装となっており、座席を始めとして国内線仕様機材よりも少し豪華になっています。
今回は、そんな国際線仕様機材を利用して那覇から羽田へと向かいます。
2.購入方法
※事情により石垣→羽田の画像を使用しています。
ANA公式HP(ANA|航空券 予約・空席照会・運賃案内・国内線)より購入しています。
国際線機材で運航される便の機材欄には新しく「78M」という記号が充てがわれ、ひと目で国際線機材であることがわかるようになっています。
国際線機材が国内線を運行するとWifiを使用できなくなるケースもありますが、「78M」は使用できます。
3.搭乗記
出発地点は那覇空港。
ANAのカウンターは国内線ターミナルビルの北側にあります。
12月の平日、夜間帯ということもあり、ターミナルビルは閑散としています。
保安検査を抜け、搭乗口へと向かいます。
NH1098便は33番ゲートからの出発です。
搭乗時刻になり、機内へ入ります。
今回私は後方の席を予約していたので、Group1での搭乗です。
機内へと入ります。
通常時であれば優先搭乗が終わってからでないと機内には入れません。
したがって空席の機内を拝めることはないのですが、現在はコロナ対策で後方の座席の人は無条件でいち早く機内へ入れます。
ほとんど誰もいない機内は壮観です。
座席を眺めてみます。
青地の肉厚シートが目を惹きます。
ヘッドレストも完備されており、国内線のものと比較するとやはり豪華です。
隣に座った若い家族連れも「この飛行機行きで来たときのものと違う!」と、少し驚いていた様子でした。
座席背面を見てみます。
モニター、イヤホンジャック、USBポートと、国際線機材らしい設備が一通り揃っています。
座席には機内エンターテイメント用のコントローラーもついています。
最近はタッチパネルの性能向上に伴い、コントローラーを見かける場面も少なくなりました。
画面をタッチし、機内エンターテイメントを起動させます。
「スカイチャンネル」「通信・接続」「キッズ」「マップ」などが書かれた画面は、国際線で見かける画面そのものです!
長らく国際線を利用していない私は、この表示に懐かしさを感じてしまいました。
搭乗が終了し、飛行機が動き出します。
出発の時点で時刻は21時前。
空港のターミナルビルと滑走路は近いのですぐに離陸かと思いきや、搭乗機は延々とタキシングをしていきます。
どうやら飛行機は新しくできたB滑走路から離陸するようです。
滑走路に到着するまでにかかった時間は5分超。
離陸までかなり時間あるため、タキシング中に機長からの挨拶が行われます。
「この便は高度41000ftで飛行予定です。この機材は普段国際線で使用されているもので、席幅の広いプレミアムクラス、エコノミー座席においても国内線にはないディスプレイシステムを備えております。」
非常に丁寧な説明をしてくれる機長さんでした。
飛行機はRWY36Lから離陸。北東へと進んでいきます。
機内エンターテイメントには映画や話題の「鬼滅の刃」も見ることができ、飽きることなく過ごせます。
離陸から30分後、ドリンクサービスが始まります。
今回私はりんごジュースを注文。
以前は飲み物が提供されるときにプラスチックの蓋をつけて提供されていましたが、今回は省略されていました。
会社としても新型コロナウイルスの対応に四苦八苦していることが伺えます。
機内エンターテイメントを見てみると「シート to シート」なるものを発見。
離れた席にいる人に、メッセージを遅れるというものです。
搭乗時間が長くなる国際線ならではの機能ですね。
Wifiを起動させてみます。
機内Wifiは衛星を介しての通信になりますので、Twitter上ではアメリカにいるような設定になってしまいます。
英語のKFCの広告が流れて来ました。
海外に行ってTwitterを開くと、こういった現地の広告がよく見られましたね。
今となっては懐かしいものです。
飛行機は2時間弱の飛行を終え、羽田空港のRWY34Rに着陸。
荷物は預けていないので、このまま空港をあとにします。
3.まとめ
国際線に使用される機材ということもあり、普段よりも快適に過ごすことができました。
海外旅行へ行けずに悶々としている皆さんは、78Mを利用して少しでも国際線気分を味わってみてはいかがでしょうか。
国際線機材の国内線搭乗記はこちら