元国際線ターミナルビルを活用したショッピングモール、エアポートウォーク名古屋
久々の空港ガイドです。
今回紹介するのは空港とは言っても、名古屋空港国際線ターミナル跡地を利用したショッピングモール施設、「エアポートウォーク名古屋」です。
国際線ターミナルを半ば強引に改造したショッピングモールには、至るところに「空の玄関口」の名残が残っていました。
1.エアポートウォーク名古屋とは?
エアポートウォーク名古屋は愛知県豊山町にあるショッピングモールです。
建物は2005年に閉館した名古屋空港国際線ターミナルの建物を再利用しています。
中に入っている店舗は普通のショッピングモールと同じなのですが、ショッピングモール内には名古屋空港時代の痕跡が残っており、飛行機好きが訪れても面白い場所です。
2.エアポートウォーク名古屋へのアクセス
名古屋駅近くにある名鉄バスセンターと、名鉄の西春駅からバスが出ています。
詳しくはエアポートウォーク名古屋のHPをごらんください。
エアポートウォーク名古屋の位置
3.ターミナル内部
3.1エントランス
バス停を降り、建物の入り口へと向かいます。
自転車置き場の隣には、橋のような不自然な入り口があります。
元々自転車置場のところには道路があったのでしょう。
橋はその道路を横断しないように設けられたもののようです。
3.2ビル内部
建物内部に入ります。
内部も国際線ターミナル時代の名残が残っています。
まずは2階に止まらないエスカレーター。
国際線ターミナルの出発カウンターは3階にありました。
そのため、1階から直接3階に行くエスカレーターが必要だったわけです。
3.3.出発カウンター
2階に止まらないエスカレーターを昇った先にあるのはフードコート。
元々出発カウンターがあった場所です。
写真にあるエスカレーターは3階⇔4階を連絡するものですが、この周辺には2階に連絡するエスカレーターはありません。
このエスカレーターだけが完全に孤立しています。
このエスカレーター、出発カウンターの中心にあったもののようです。
(当時の写真は下記リンクよりごらんください。)
名古屋空港新国際線旅客ターミナルビル | 実績紹介 | 大成建設株式会社
フードコートの軒先には、当時の出発便の案内を模したモニュメントがありました。
ソウル、香港、バンコク、ロンドン...、久しく見ていない国際線の出発表示を久しぶりにみて少し感動してしまいました。
コードシェア便が少ないのも、ターミナルビルが閉館した2005年当時の特徴を表していますね。
4階部分に昇り、フードコートを見てみます。
出発カウンターのフロアだけに、開放感のある設計となっています。
フードコートとなった今となっては、シュールな光景となっています。
テーブルのほかにある立方体状ののもは、冷房装置のようです。
ターミナルビル時代は出発カウンターと一体となっていたものの、ショッピングモールになってからは冷房装置だけが残されてしまいました。
3階部分にはゲームセンターも設置されています。
こちらには高さのある遊具も置かれています。
開放感のある3階の特徴を生かした活用方法ですね。
3.4 4階部分
エアポートウォーク名古屋の4階は飲食店が並んでいます。
写真前方にあるのはターミナルビル完成時にミュンヘン空港から贈られたライオン像だそうです。
天井をみる限り、この空間はターミナルビル時代から変わっていないように思えます。
3.5 ボーディングブリッジ
最後に紹介するのはボーディングブリッジ。
現在残っているボーディングブリッジは3つ。
現在このボーディングブリッジは、隣接している映画館とあいち航空ミュージアムへの連絡通路になっています。
(残りの一つは不使用)
ボーディングブリッジの内部です。
不自然な広さの通路が空港の一部であったことを物語っています。
エアポートウォーク名古屋を裏側から見ます。
かつてジャンボジェットが羽を休めていた駐機場には、車が停まっていました。
4.まとめ
エアポートウォーク名古屋の訪問記をお伝えしました。
あちらこちらに国際線ターミナル時代の痕跡が残っています。
海外旅行の気分を追体験しに、エアポートウォーク名古屋を訪れてみてはいかがでしょうか。
エアポートウォーク名古屋HP:http://airportwalk.com/index.html