博物館めぐりの第3弾は、成田空港近くにある航空科学博物館です。
飛行機に関する知識を多角的に学べます。
ここの博物館の展示内容は多岐にわたり、すべてを紹介すると冗長になってしまうので、個人的に気になった座席の展示を中心に記事にしていきます。
1.航空科学博物館とは
航空科学博物館は、千葉県にある航空博物館です。
1989年に開館し、航空機のエンジンや客室内、制服の展示などがあり、航空機について多角的に学べる施設になっています。
館内の展望台からは成田空港の滑走路が見え、空港を離着陸する飛行機を眺めることができます。
2.アクセス
空港の近くにある航空科学博物館ですが、成田空港から行くにはバスを使う必要があります。
空港から航空科学博物館の方面に出ているバスは非常に複雑で
①JRバス関東
②成田空港交通
③空港シャトルバス
の3つのバス会社どれを使っても博物館にたどり着けます。
私は成田空港の第2ターミナルビルから千葉交通の空港シャトルバスで航空科学博物館へと向かいました。
ちなみにこのバス、シャトルバスという名称がついていますが300円(ICカード利用時は270円)の料金がかかります。
アクセスの詳しい情報は航空科学博物館のHPや各バス会社のHPをご覧ください。
航空科学博物館HP:航空科学博物館 アクセス
JRバス関東平日時刻表:【平日】八日市場~多古台BT~成田空港~成田空港~JR成田駅 | ジェイアールバス関東
JRバス関東休日時刻表:【土休日】八日市場~多古台BT~成田空港~成田空港~JR成田駅 | ジェイアールバス関東
成田空港交通時刻表:成田空港交通/南部博物館線
空港シャトルバス時刻表(PDF):
https://www.town.shibayama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000001/1252/shatoruzikoku011001.pdf
3.訪問記
入り口から西棟の展示室に入ると最初に目にするのは747-300のエンジン。
迫力たっぷりです。
このエンジンにはプロジェクションマッピングを投影できるようになっており、視覚的にエンジンのしくみを学ぶことができます。
エンジンの隣には、747を輪切りにした展示があります。
一般的には旅客機の座席の下には貨物スペースがありますが、このように展示されているのですね。
エンジン、747の断面が展示されている展示室には歴代のCAの制服の展示コーナーもあります。
昔を知る人にとっては懐かしい展示です。
制服の展示コーナーの隣には、旅客機の内部を模した展示もあります。
この展示室にはエコノミー、ビジネス、ファーストクラスの座席が配置されており、地上にいながらにして空の旅を体感できるようになっています。
こちらはファーストクラスの座席。
シェル状になっておりプライベートも確保できる上、フルフラットにできます。
私もいつかフルフラットで空を旅してみたいです。
こちらはビジネスクラスの座席。
フルフラットにできない一昔前の座席が展示されています。
JALのクラスJの座席に似ていますね。
今この座席で中長距離のフライトを飛ぶとなると、辛い気がします。
最後にエコノミークラスの座席。
こちらの座席は、今でも使用されているものに近いですね。
続いて東棟にある展示室に行きます。
こちらは2019年に大幅にリニューアルされた区画となっており、子供でも楽しみながら航空について学べるようになっています。
展示室の真ん中には成田空港の模型があり、空港の大きさを実感できるようになっています。
航空科学博物館のメインの展示のひとつ、747の前頭部です。
博物館が開催しているツアーに申し込むと747の内部に入るとこができます。
中央棟の展望展示室に移動します。
この展示室には、かつて成田空港の管制塔で使用されたレーダーが展示されています。
最後に訪れるのは体験館。
2019年のリニューアルにあわせて開館した施設です。
建物の中には春秋航空日本の訓練施設として使用されている737のモックアップがあります。
通常時であれば中にも入れるようなのですが、新型コロナウイルスの影響で閉鎖されていました。
モックアップに入るのが今回の最大の目的だったので残念です...
機外にも多くの機体が展示されており、YS-11が展示されています。
こちらの機内も閉鎖されていました。
4.まとめ
リニューアルにより、視覚的に学べる展示が多くあった一方、コロナによって展示内容が縮小されている部分もありました。
コロナが収束したら再び行って、本来の展示を見たいですね。
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