久しぶりの投稿となります。
海外にいけなくなって久しいですが、LCCが活況を呈していたコロナ前は「奴隷船」と呼ばれる機体に座席を目一杯詰め込んだタイプのものが多数運航されていました。
そこで今回はそんな「奴隷船」が運航されていた航空会社とその座席数を紹介していきたいと思います。
1.A330について
A330はエアバスが開発した中型機。日本の航空会社は保有していませんが、海外では数多くの航空会社で運航されているため、日本でも頻繁に見る機材となっています。
そんなA330の2クラスの標準座席数は253席。FSCならば2+4+2席の配列で快適に機内での時間を過ごせるのですが、LCCは3+3+3の9席で運用するところが多くなっています。
2.奴隷船仕様のA330
1.1セブパシフィック航空(436席)
A Cebu Pacific Air A330 touching down in Hong Kong. https://t.co/aG42x0VSO3 © Jack Sin pic.twitter.com/31nYH4z6Tc
— JetPhotos (@JetPhotos) 2021年5月3日
奴隷船と言ってこの機材を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
この機材の定員は436席。いかに多くの人数を詰め込めるかのみを考えたコンフィグレーションには潔さがありますね。
Before lockdown, grabe ang hirap ng airline sa gantong crisis, Cebu Pacific Airbus A330-300 seat capacity is 436, 35 lang yung passengers in this flight. Lahat damay damay na sa bagsak ng business industry 🥺 pic.twitter.com/UtDSB46ZnH
— Marion Darren (@mariondarren) 2020年4月28日
内部はこのようになっているそうです。シートピッチは30インチ。
Peachやジェットスターのシートピッチは29インチなので、その座席の狭さがわかると思います。東京-セブは5時間半。この座席で長時間耐えるのは、いささか修行のようです。
余談になりますが、昨年12月、セブパシフィック航空は新型となるA330-900neoの内装を公開しました。
この機材の定員はなんと459席。今まで同社が運用していたA330-300の定員が436席だったことを考えると、随分と座席数が増えたことがわかります。
この機材でマニラやセブに行くのは辛いですが、怖いもの見たさで一回乗ってみたいですね。
1.2タイライオン・エア
日本-タイの路線を数多く運航していたタイライオン・エア。
2022年現在定期便で使用しているのは737シリーズのみですが、かつてはA330-900を運航していました。
機内の様子はこのようになっていました。革張りの座席がずらりと並ぶのはLCCらしいですね。
この機材の定員も436席仕様。管理人は一回乗ってみたことがありますが、座席が薄いぶんそこまで狭くは感じませんでした。(その分後ろの席の人の振動が直に伝わってきて大変でしたが...)
詳しい様子は過去に記事にしているので、そちらを御覧ください。
1.3エアアジアX
6月22日のエアアジアX, D7 1便でクアラルンプールから大阪に戻ってきました。
— BOH Tea .jp (@bohtea_jp) 2019年6月24日
機内で8リンギ = 約200円のアイスレモンティーを買いました。
やはり砂糖入りで甘かったです。#AirAsia pic.twitter.com/lQACxc3a3T
最後に紹介するのは長距離LCCの代表格、エアアジアX。
ビジネスクラスが12席ある関係で座席数は377席となり、セブパシフィックやタイライオン・エアよりは少なめとなっているものの、これでも十分多い座席数です。
エアアジアらしく、赤いヘッドレストが目を引きます。
海外渡航が可能になったら乗ってみたい航空会社の一つですね。
3.まとめ
奴隷船とも呼ばれる、多くの座席が設置されているA330のLCC機材を紹介してきました。
2010年代後半の航空業界は多くのLCCが誕生して面白い時代でしたね。
再び海外に行ける日が早く来ることを願って止みません。
当ブログでは国際線をはじめとした航空会社の搭乗記を掲載しています。
よかったら見ていってください。