航空会社:日本航空
便名:JL519便
区間:HND(東京/東京国際空港(羽田))→CTS(札幌/新千歳空港)
機材:A350-900(JA11XJ)
利用日:2022/5/26
A350ファーストクラスの搭乗記です。
航空券の入手方法、羽田空港ダイヤモンドプレミアラウンジの模様を紹介した前編はこちら
4.座席紹介
機内へ進みます。今回利用するのはA350-900、JA11XJです。
この機材は2021年9月に導入された機材で、ファーストクラス12席、クラスJ94席、普通席263席の3クラス369席仕様となっています。
A350-900のファーストクラスは、黒革を使用した落ち着いたデザインです。航空機の座席というよりは、家にあるソファーのようですね。
座席にはクッションも置かれており、座席に挟むことによってより一層ゆったりと座れます。
隣の座席とは白い仕切り(デバイダー)がおかれており、プライバシーもしっかりと確保されています。ちなみにこのデバイダー、2人で利用するときは移動させることもできるそうです。
シートピッチは約134センチ。ANAのプレミアムクラスと比較すると若干狭い気がしますが、短距離の移動なのでこれでも十分快適です。
シート背面には大型の画面のほか、コートかけもついています。
座席横には、座席のコントロールボタンとリモコンがあります。
画面はタッチパネルですので、そちらを触って操作することも可能ですが、画面まで距離があるのでリモコンがあるのはうれしいですね。
リモコンの隣には電源がついています。
飛行中は座席を倒してくつろぐもよし、スマホやノートPCに電源を接続して楽しむのもよしと、多種多様な機内の過ごし方ができるのがA350の良いところでもあります。
5.搭乗記
機内に荷物を置き終わると、CAさんがあいさつに来てくれます。
上級クラスならではのおもてなしといったところで、特別感を感じます。あいさつと同時に機内食を持ってきて大丈夫かどうかと、離陸後に提供されるドリンクを尋ねられました。最初の一杯は紅茶にします。
普通席やクラスJとは異なり、ファーストクラスでは日本酒や赤ワイン、ビールなども注文することもできるのですが、この場面では紅茶をチョイス。
安全に関する案内が流れたあと、飛行機はRWY16Lから離陸。
この滑走路から離陸するのは主に南風が吹く夏場。季節が夏に向かっていくのを感じます。
羽田-新千歳線の飛行時間は1時間と少し。
離陸後、すぐに機内食の提供が始まります。
この日のメニューはインド料理。
【アペタイザー】
・キャベツの煮込み
・タンドリープロン(タンドリーチキンのエビバージョン)
・キュウリのライタ(ライタとはヨーグルトを使ったサラダのこと)
【メイン】
・チキン&ベジタブルカレー
【デザート】
・東京ぼーの/トーキョーリッチチーズケーキ
というラインナップでした。
機内食にカレーは鉄板の組み合わせ。機内に漂うカレーの香りは、国際線の記憶を思い起こさせます。
カレーにはインディカ米を使用。久々に食べるインディカ米は、触感が日本のものとは異なっておいしいですね。大満足の機内食でした。
紅茶を飲み終わると「ほかに飲み物はいかがでしょうか?」とCAさんが尋ねてきてくれます。細やかな気配りも、ファーストクラスの良いところですね。
ここで私はピーチジュースを注文。
なんとこのピーチジュース、国産の桃を丸々一個使用したというもの。濃厚な桃の味わいが口いっぱいに広がります。
食事を終え、機内誌に目を通します。5月の特集は沖縄。
2022年は沖縄返還50周年。南国のあたたかな空気を求めて、沖縄を訪れるのも良いですね。
気づくと飛行機は津軽海峡上空を通過。目的地、新千歳空港はもうすぐです。
飛行機は新千歳空港を東側から回り込み、RWY01Lに着陸。
A350は垂直尾翼にカメラがついており、着陸の瞬間を上から眺めることができます。
JL519便は定刻通り新千歳空港に着陸。
荷物は預けていないので、足早に空港を去りました。
6.まとめ
A350のファーストクラスへの搭乗ははじめてでしたが、ゆったりとしながらも多機能な座席、CAさんの細やかな気配り、おいしい機内食など、JALファーストクラスのサービスを心行くまで堪能できました。
なかなか気軽には利用できないファーストクラスですが、また機会があれば搭乗してみたいと思います。
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