白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

旧紋別空港を訪ねる

今回は、旧紋別空港訪問記です。

廃止された後も、施設は残っており、昭和の小空港の面影を残しています。

 

 

 

目次

 

1.旧紋別空港とは?

オホーツク海に面した北海道紋別市。

冬には流氷がみられることでも有名な都市ですが、ここオホーツクの空の玄関となっているのが紋別空港です。

現在の紋別空港は1日1往復羽田便が運航され、一日で羽田→紋別→羽田を往復する「紋別タッチ」なる行動も見受けられるなど、航空ファンにとってはなじみのある空港となっています。

 

そんな紋別空港ですが、現在の空港は二代目であることを御存知でしょうか。

初代の紋別空港が開港したのは1966年。

開港当初はセスナ機による丘珠線が設定されていたようです。

しかし時代が進み航空機のジェット化が進むと、滑走路両端に湖がある紋別空港の拡張は困難とされ、1999年に紋別空港は現在の位置に移転しました。

 

1992年の航空写真です。

湖の間には滑走路の方角を表す「12/30」の文字、それからターミナルビルと駐車場が写っています。

 

現役時代はのどかな空港だったようですね。

 

空港跡地は現在どのようになっているのでしょうか。

行ってみたいと思います。

 

2.旧紋別空港に行ってみる

紋別市街から20km東へ向かった場所、今はほとんど人通りのない場所に旧紋別空港はあります。

ターミナルビルと時計台が残っているのがわかります。

 

現在旧紋別空港はドイツに本拠地を置くコンチネンタルタイヤのテストコースとなっており、ターミナルビルに近づくことはできません。

ターミナルビルには入れないとはいえ、昔の施設がほぼそのままの形で残っているのはうれしいですね。

 

空港入り口には当時の看板が残存。

ほとんど読めなくなっていますが、飛行機のマークがかつて飛行場であったことを示しています。

 

(グーグルアースより)

現在の旧紋別空港の様子を上空から。

西側の滑走路は円形状のアスファルトが敷かれているものの、滑走路のアスファルトはほとんど残存しているようです。

 

3.まとめ

旧紋別空港の建物は再利用され、かつての空港の面影もいくつか見られました。

皆さんも紋別に行った際には、旧紋別空港を訪れてみるのはいかがでしょうか。

 

空港の旧ターミナルビルを再活用した旧名古屋空港国際線ターミナルビルの様子はこちら

aroundairport.hatenablog.com