(写真のA330-300は、搭乗した機材とは異なるものです。)
航空会社:アエロフロートロシア航空
便名:SU262便
区間:SVO(モスクワ/シェレメーチエヴォ国際空港)→NRT(東京/成田国際空港)
機材:A330-300(VQ-BMY)
利用日:2018/8/24
※現在この便は777-300ERでの運航になっています。
今回の搭乗記は、アエロフロートロシア航空のものです。ワルシャワからモスクワを経由して、成田空港へ向かいます。前編はこちら↓
1.シェレメチェボ国際空港での乗り継ぎ
アエロフロート2001便にてモスクワ・シェレメチェボ国際空港に降り立った後、乗り継ぎ用のパスポートコントロールを抜けて空港の出国エリアへと辿り着きます。アエロフロートの国際線同士の乗り継ぎの場合、ターミナルD・E・Fのいづれかに到着しますが、これらのターミナルは通路でつながっていますので、普通の空港と同じように乗り継ぎすることができます。
しかし、モスクワ・シェレメチェボ国際空港は非常に混雑しており、常に人をよけながらでないと移動できません。空いているベンチを探すのも一苦労です。
ちなみにシェレメチェボ国際空港は、飛行機の離陸発着回数に対して空港が狭いため、非常に使いづらくなっています。さらに、もともと通路だった場所に免税店を置いているため、非常に圧迫感を感じます。
2.搭乗記
(上の写真は、搭乗した機材とは異なるものです。)
いよいよ飛行機に乗り込みます。今回登場する機材はA330-300です。現在日本の航空会社は所有していませんが、世界的にはメジャーな飛行機となっております。搭乗した成田行きの便は、バスゲートからの出発でした。
機内へと足を進めます。機内の様子はこのような感じです。機内は夏休み直後とあって、ほぼ満席でした。
座席に着席します。シートモニターは1世代前のリモコン付きのものです。モニターのそばにはUSB電源があり、スマホを充電することもできます。
座席はネイビー色の落ち着いたものです。枕、毛布に加えてスリッパがついていました。しかしここで一つ問題が発覚します。座席間隔が狭いのです。他の航空会社の機材と違い、足を延ばすとすぐに足が前の座席につきます。調べてみたら、アエロフロートの機材の座席間隔はJAL国内線のものとほぼ同じでした。この座席で東京まで帰るのは辛いものがあります。
バスゲートからの出発だったため、乗客全員を乗せるのに時間がかかりながらも飛行機は出発。安定飛行に移った後、機内食が配られます。1回目の機内食はビーフカレー、サラダ、パン、ケーキでした。ロシアの航空会社らしく、黒パンも配られました。ビーフカレーのご飯は正直微妙でしたが、それ以外は美味しかったです。
機内食の後、飛行機は消灯します。普段の長距離国際線であれば寝られるのですが、今回は寝られませんでした。機内エンターテイメントで時間をつぶします。
私が寝ない間に飛行機はひたすら東へ進み、2回目の機内食の時間になります。
到着時間は午前のため、これは朝食に相当するものです。しかし内容はパンケーキ2枚にパン、サラダにクッキーです。なかなかの重さです。
2回目の機内食をやっとのことで食べ終え、ゆっくりしていると飛行機は下降を開始。ようやく日本の大地が見えてきました。
飛行機は成田空港のB滑走路に到着。くの字に折れ曲がった滑走路もお馴染みです。
成田空港に到着。入国ゲートと税関を通り抜け、京成電鉄で帰りました。
3.まとめ
アエロフロートの感想としては、「シートモニターが付いている中距離LCC」というところでしょうか。機内食が2回出てきたり、映画が見られたりというところは良いのですが、その一方で座席が狭い、機内食のクオリティが低かったりと、普段FSCを利用している人にとっては物足りないサービスレベルかもしれません。ただし、ヨーロッパに行く際はアエロフロートが最安値で出てくる場合が多いので、安くヨーロッパ旅行をしたい方にはおススメです。