航空会社:香港航空
便名:HX609便
区間:NRT(東京/成田国際空港)→HKG(香港国際空港)
機材:A330-300(B-LNP)
利用日:2017/5/3
1はじめに
今回の搭乗記は、香港航空です。香港航空は2006年に創設された新しい航空会社で、日本へは成田、関空、札幌、岡山、米子、鹿児島、那覇への7都市に乗り入れています。イギリスのskytraxによる評価では、2011年から4つ星を獲得しています。
香港航空は低価格で利用できるエアラインと知られており、閑散期であれば東京-香港往復のビジネスクラスがなんと10万円以下で購入できます。エコノミークラスも低価格で提供されている場合があり、その価格はLCCの香港エクスプレスを下回ってしまうこともあります。
今回は、私が2017年に成田→香港で利用したときの搭乗記です。
2.購入方法
(2019年のホームページ)
今回も、例のごとく航空会社のホームページから予約を行っています。今でこそ香港航空のホームページは非常に見やすくなっていますが、私が予約した2017年は非常に簡素なものでした。日本語版のページは用意されているのですが、予約途中でホームボタンを押すとすぐ英語のページに飛んでしまいます。そんな粗末なホームページでしたが、なんとかクレジットカードで決済を行い、航空券を購入しました。
3.搭乗記
今回の搭乗記は、成田空港第2ターミナルから始まります。 香港航空は2018年8月1日から第1ターミナル北を使用していますが、搭乗した当時は第2ターミナルから出発していました。カウンターでチェックインを行い、出国します。
このときの出発はサテライトの85番ゲートからの出発です。今回搭乗するA330-300、B-LNPは2013年に香港航空に引き渡された機体です。
搭乗案内が始まり、機内へと進みます。足元は広く、普通のFSCと同じでした。 ちなみに機内エンターテイメントもついており、機内の設備に関しては普通のFSCとの違いはありません。(※香港航空の機内エンターテイメントは2019年12月より使用できなくなってしまいました。)
機内へ入り、おしぼりとイヤホンが渡されます。航空会社の中にはCAさんが直接熱いおしぼりを配ってくれるところもありますが、香港航空はこのようなパッケージに入ったものが配られるだけでした。イヤホンも日本の国内線で配布されるような簡素なもの。このようなアメニティの簡素化が、安く航空券を購入できる理由なのだと思います。
機内食の献立は、ごはん、白身魚のあんかけ、パン、うどん、サラダでした。白身魚のあんかけは味が薄かったと記憶していますが、安く移動できている分文句は言えません。(※香港航空の機内食は2020年2月から提供中止となっています。)
飛行機は、夕暮れ時の東シナ海を西へと進んでいきます。 東京-香港は中距離路線。機内エンターテイメントで時間をつぶしたいところでしたが、日本人向けの内容はあまり充実はしていなかったように思います。
飛行機は香港に到着。香港航空は多くの飛行機が発着する本館ではなく、サテライトに到着します。こういったところも香港航空が安い一因だと思いますが、空港内の電車に乗って入国審査場に向かうのは若干不便に感じました。
4.まとめ
安さの割に機内食や機内エンターテイメントが提供されたりと、香港航空はコストパフォーマンスの高い航空会社だと言えます。値段の高いFSCとLCCが多く存在するこの時代に、香港航空は「FSCながらも安い航空券を提供する」という新しい価値観を提供してくれています。
同じ香港を本拠地とするキャセイパシフィック航空の搭乗記はこちらです。併せてご覧ください。aroundairport.hatenablog.com