Peachが長距離路線用に導入したA321LRの搭乗記です。
従来の機材よりも格段に広いシートピッチ、全席に完備されたUSB電源と、LCCとは思えない豪華な設備で感動のフライトでした。
航空会社:Peach
便名:MM111便
区間:KIX(大阪/関西国際空港)→CTS(札幌/新千歳空港)
機材:A321LR(JA902P)
利用日:2022/3/25
1.PeachのA321LR導入
2018年、PeachはA321LRの導入を決定しました。
A321LRは単通路機としては世界最大の航続距離を誇る機材で、今まで短距離路線のみの運航だったPeachにとって長距離路線への足がかりとなる機材となるはずでした。
しかし、2020年より始まったコロナウイルスの影響によりPeachの国際線は全便運休。
A321LRが本来効果を発揮する長距離路線への投入はできず、しばらくは国内線の機材として運用されることとなりました。
今回の搭乗記では、Peachが運航を開始したA321LRに乗って関空から新千歳空港を目指します。
2.購入方法
※予約画面は関空-鹿児島線のものです。
今回もPeach公式サイト(http://www.flypeach.com/)から購入しています。
公式サイトでは運行される機材が掲載されているので、A321LRで運航されている便を選択して予約します。
Peachの予約方法については以前記事にしていますので、そちらをご覧ください。
3.搭乗記
はじまりは関空第2ターミナルから。
Peachが本拠地としているだけあって大きなターミナルですね。
キオスクでチェックインを行い制限エリア内へ。
関空第2ターミナルは保安検査場の前に手荷物の重量を測るので、超過料金を払うことのないようにしたいところです。
※関空第2ターミナルの使い方は解説するだけで長くなってしまうので、また別の機会に紹介したいと思います。
チェックインを済ませて待合室へと向かいます。
広大な待合室には普通のベンチから円形のベンチ、さらには会議室にありそうなテーブルや椅子など、大小様々なベンチがセッティングされています。
待合室が広い上に第2ターミナルからはPeachの便がひっきりなしに出発しているため、自分の便の搭乗案内を聞き逃してしまいそうになります。
搭乗開始のアナウンスがあり、駐機場へと向かいます。
本日搭乗するのはJA902P。2021年の12月から運用された機材で、使用されてから4ヶ月も経っていない真新しい機体です。
機内へと入ります。
座席は従来の機体と同じく紫と紺色の2種類。LCCにありがちな薄い座席が採用されています。
座席背面を見てみます。
シートポケットは上下2種類あり、上部に安全のしおりが備え付けられています。
足の当たるシート下部を開けてくれていて少し嬉しいですね。
シートポケットの横にはコンセントもついており、スマートホンやノートPCを充電することも可能です。
従来の機材だと足がつっかえそうになりますが、PeachのA321LRのシートピッチは30-31インチ(76-78cm)あって広々としています。ちなみにこのシートピッチはスカイマークやエアドゥとほぼ同じです。
LCCでこのシートピッチは感激です。
搭乗が完了したあと、機体はA滑走路へと向かって行きます。
この日はRWY24Lからの離陸。飛行機が少ない分、ほとんど待たずに離陸できました。
待ち時間が少ないのはいいことですが、関空にも早くコロナ前の賑わいが戻って来てほしいですね。
後半に続きます。