今回の搭乗記は韓国の新興LCC、エアプレミア。
日本線の時間帯は悪いですが、一般的なLCCよりも広い座席、無料の軽食サービスもあって快適に過ごせました。
航空会社:AIR PREMIA(エアプレミア)
便名:YP731便
区間:ICN(ソウル/仁川国際空港)→NRT(東京/成田国際空港)
機材:HL8517(787-9)
利用日:2023/1/18
3.搭乗記
はじまりは仁川国際空港第1ターミナルから。
早朝6時ですが、ターミナルには多くの人が集まっていました。
エアプレミアのカウンターはJです。
韓国の航空会社ということもあり、利用客の大半は日本へ向かう韓国人観光客でした。
有人カウンターでチェックインすることもできますが、今回はキオスクでチェックイン。
パスポートをキオスクにかざして発券します。危険物を持ち込まないことを確認する画面が出たのち、チケットが出てきました。キオスクでのチェックインは便利ですね。
無人のゲートで出国し、制限エリアへと向かいます。
早朝から免税店も営業しており、まさに国際空港といった雰囲気です。
搭乗口は33番。搭乗時間になり、飛行機への案内が開始されます。
私も韓国人に交じってゲートへ。
ゲートで係員に航空券を渡すと呼び止められ、ワクチンを3回打ったかどうかの確認がありました。
3回目の接種証明を提示し、ゲートを進みます。
聞かれていたのは日本人の私だけだったので、韓国の人は出国のタイミングでチェックされてるのでしょうか...
(※2023年4月以降、ワクチン接種証明なしで日本に入国することができるようになりました。2023年9月現在では、搭乗時にワクチン接種証明の提示は必要ありません。)
今回搭乗するのはHL8517。2018年にノルウェー・エアUKで登録され、2022年にエアプレミアにやってきた機材です。
内装はノルウェーエア・UK時代のものを流用しており、エコノミー282席、プレミアムエコノミー56席の338席仕様となっています。
このほかにエアプレミアでは309席仕様の機材も保有していますが、日本線にはなかなか入らないようです。
エコノミーの座席は3+3+3の9列仕様。
座席の間隔は31-32インチ。日本国内線FSCの間隔と同じです。広々としていていいですね。
韓国LCCは狭い座席間隔の737で運航する会社が多い中、787に乗れるのは大きなメリットですね。
エアプレミアはLCCとFSCの中間、ハイブリットキャリアをうたっており、座席背面にはIFEがついています。
IFEの下にはUSB電源がついており、スマホの充電も可能です。
IFEの導入画面で日本語を選択できますが、コンテンツは韓国語の映画、ドラマばかり。
日本人が見られるコンテンツはほとんどありませんでした。
出発前日の仁川は雪。
飛行機には雪がついていましたが、デアイシングカーが来る様子はありません。飛行機はそのままプッシュバックを開始。
飛行機はほどなくして滑走路近くにある場所に停止。
どこで雪を溶かすものかと思ったら、この場所でデアイシングカーが待機していました。
デアイシングに30分ほどかかったあと、飛行機は離陸。韓国をあとにします。
朝鮮半島を横断し、日本海へと進みます。
安定飛行に入り、ほどなくして機内食の時間となりました。
エアプレミアでは、搭乗者全員に軽食のサービスがあります。
太平洋横断路線などでは本格的な機内食が提供されるようですが、日本線ではマフィンが提供されます。
飲み物はコーヒーか水を選択することができます。今回はコーヒーを注文。
そこまでおいしいコーヒーではありませんが、FSCよりも安い価格でこのサービスを受けられるのはうれしいです。
飛行してから1時間半が経ち、成田空港に着陸。B滑走路に到着します。
デアイシングに時間がかかったものの、飛行機はほぼ定時に到着。
コロナ明け2回目の帰国ということもあり、スムーズに帰国できました。
4.まとめ
仁川の出発時間は早いものの、広い機内や無料の軽食など、コストパフォーマンスの優れたサービスを受けることができました。
エアプレミアは日韓線の中では後発の会社ということもあり、まだ知名度はありませんが、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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