白ちゃんの旅ノート

世界各地の搭乗記を中心に、飛行機や空港に関することを紹介しています。

搭乗記 vol.54 JAL3103便 中部→新千歳(737クラスJ)

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当ブログの中でも閲覧者数の多いクラスJシリーズ。

今回は第4弾として、737のクラスJをお届けします。

 

小型機であっても高いレベルのサービスは変わらず、快適に目的地へと向かうことができました。

 

 

フライト情報

航空会社:日本航空

便名:JL3103便

区間:NGO(名古屋/中部国際空港)→CTS(札幌/新千歳空港)

機材:737-800(JA332J)

利用日:2020/11/3

 

1.はじめに

 全国の空港に就航し、日本国内の空の輸送を支えているJAL(日本航空)。そんなJALが、需要の小さな路線に投入しているのが737-800です。

JALの737-800は165席仕様ながらも、「ひとつ上のすわり心地を」と銘打ったクラスJが投入されており、利用客からは好評を博しています。

今回は、そんなクラスJに乗って、中部国際空港(セントレア)から新千歳空港を目指します。

 

2.搭乗記

2.1中部国際空港カウンター・航空会社ラウンジ

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早朝の中部国際空港(セントレア)から出発します。

セントレアは、国内線と国際線のカウンターが同じフロアに配置されています。

 

カウンターの上には、三重県の名物、忍者のマネキンが置かれています。

空港の所在地だけでなく、隣接している東海3県や北陸地方の名物をPRするものが随所にあるのがセントレアの特徴です。

「空港から東海・北陸地方を盛り上げよう」という雰囲気から感じられて好感が持てます。

 

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JAL国内線のカウンターはNカウンターです。

搭乗券の発券、手荷物の預け入れはこちらで行います。

国内線のカウンターであっても、チェックインカウンターが島のようになっているのもセントレアの特徴です。

国内線に乗るにも関わらず、国際線に乗る気分を味わえます。

 

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保安検査場を抜け、ラウンジへと向かいます。

セントレアの航空会社ラウンジは、JALとANAが共用する珍しい形となっています。

受付でJGCカードをかざし、中へと進みます。

 

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ラウンジには多くの椅子が置かれており、窮屈な印象を受けます。

その代わり壁際には、パーソナルスペースが確保されています。

搭乗前にデスクワークを行うのであれば、仕事に集中できそうです。

 

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共用ラウンジには、無料のドリンクバーがあります。

アルコールやおつまみも置かれており、通常のサクララウンジと同様の設備と言えるでしょう。

 

2.2JAL3103便搭乗記

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ラウンジを出て搭乗口へと向かうと、搭乗が始まっていました。

朝8:30の出発便というのに、多くの人が利用しています。

 

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今回搭乗するのはJA332J、2010年登録の機材です。

元々はJALの小会社、JALエクスプレスに導入された機体で、2014年にJAL本体の所属となっています。

 

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機内へと入ります。普通席よりも一回り大きい本革シートです。

クラスJの座席は737の場合3+2の配置となっており、3+3である普通席よりもゆとりがあります。

このほかにもクラスJにはレッグレスト、両端を動かせるヘッドレストが目を惹きます。

経年による劣化の影響からか、本革のシートは若干くたびれている印象を持ちます。

 

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座席背面を見てみます。

クラスJには、普通席にはないジャケットフックがあるのも特徴です。

シートポケットにはヘッドホンも置かれています。(普通席の乗客にはイヤホンのみの配布です。)

 

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肘掛けに収納されているテーブルを出してみます。

クラスJのテーブルはパソコンを置けるサイズとなっており、飛行中に仕事を進める際には大いに役立ちそうです。

 

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飛行機はRWY36から離陸、39000ftを飛行して北へと向かって行きます。

座席の上にあるモニターが機体の現在地、到着予定時刻を表示しています。

 

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JALの国内線機材では、機内Wifiが利用できます。

 

JALのアプリからwifiに接続し、メールアドレスを登録するとインターネットが使用できます。

 

大型機の運航便だと多くの人がwifiを利用し、回線速度が遅くなりますが、JAL3103便は小型機の737の運航だけあって、ストレスを感じることなくインターネットを利用できます。

 

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離陸から30分後、ドリンクサービスが開始されます。

頼んだのはスカイタイム・キウイです。

キウイの甘みと酸味が感じられて非常に美味しいです。

 

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ドリンクサービスが終わり、少し仮眠します。

クラスJの座席はゆったりとしていて、座っても疲れを感じません。

普通席よりも高い料金を払った甲斐があります。

 

飛行機は北東へと進み、北海道上空に到達します。

飛行機の窓からは渡島半島が見えてきました。新千歳空港はすぐそこです。

 

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飛行機はRWY01Rに着陸。乗客の皆さんが余裕を持って搭乗したこと、航空路が閑散していたことも影響して、20分も早く新千歳空港に到着しました。

 

JAL3103便の荷物は、Aターンテーブルからの返却です。

私は荷物を預けていませんので、足早に空港を後にしました。

 

3.まとめ

737のクラスJの搭乗記をお届けしました。

座席が少し劣化していたのは気になりましたが、小型機ならではのスケールで快適に移動できました。

みなさんもJALに乗る際には、クラスJを利用してみてはいかがでしょうか。

 

その他のクラスJ搭乗記はこちら

aroundairport.hatenablog.com

 

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