航空会社:日本航空
便名:JL523便
区間:HND(東京/東京国際空港(羽田))→CTS(札幌/新千歳空港)
機材:767-300ER(JA601J)
利用日:2020/9/13
1.はじめに
東京、大阪を中心に、日本各都市へ就航しているJAL(日本航空)。投入される機材の大きさは様々ですが、広島や鹿児島、旭川などの地方路線には中型機である767-300が投入されています。
地方都市への就航が多いJALの767ですが、新型コロナウイルスの影響により2020年9月現在、羽田-新千歳線にも使用されています。今回は、767のクラスJに乗って羽田から新千歳へ向かったときの搭乗記です。
2.搭乗記
今回の出発地点は羽田空港です。7月と比べると人手が戻ってきた印象がありますが、まだまだターミナルは空いています。電光掲示板には地方路線を中心に、「欠航」の文字が並びます。
JGCの効力を生かしてサクララウンジへと入ります。羽田空港のサクララウンジは2ヶ所ありますが、今回は第1ターミナル北側を利用します。
サクララウンジの特徴といえば、やはりアルコールを含めたドリンク飲み放題です。新型コロナウイルスの影響により、ドリンクバーの前には消毒液が置かれています。ビールをはじめとしたほとんどの飲み物は以前と変わりなく利用できるものの、以下の点が異なります。
①テーブル中央に置かれていたウイスキー撤去
②冷蔵庫に置かれていたトマトジュース、牛乳撤去
③テーブル中央のおかきミックス→亀田製菓のソフトサラダミニに変更
共用で利用する設備を撤去した形となっていますが、ドリンクの種類が減っているのは痛いですね...
A滑走路に面しているカウンターでビールを飲みます。目の前には、今回搭乗するJA601Jが見えます。
搭乗時刻が近づき、ゲートへと向かいます。今回利用する14番ゲートの近くでは、ベンチに人が集まっていました。
今回利用するのはJA601J、2002年登録の機材です。この機材は当初は近距離国際線に投入された機材で、787の登場により国内線仕様に改修されています。2020年9月現在、この機体は「みんなの2020ジェット」という特別塗装機となっており、東京オリンピックのキャラクター「ミライトワ」「ソメイティ」が描かれています。
機内への案内が開始されます。JALの羽田-伊丹/福岡/新千歳線では、優先搭乗は2グループに行われます。JGCサファイア・ワンワールドサファイア・平JGC会員は、後半の優先搭乗での案内です。 (搭乗口でのご案内順について(ご搭乗のお手続き) - JAL国内線)
機内へと入ります。今回利用するのはクラスJです。座席は普通よりも18cm広く、座り心地の良いものになっています。ヘッドカバーには「ミライトワ」「ソメイティ」の絵があしらわれています。ヘッドレストに書かれた「Fly for it!」というスローガンが、どこか虚しく見えます。
クラスJの座席では、背もたれの他にレッグレストもついており、それぞれ角度を調整できます。背もたれは倒すとシート全体が前に傾く仕様となっており、後方座席の人に不快な思いをさせることはありません。
767のクラスJは777と同じ座席ですが、2+2+2のアブレストとなっています。(※777のアブレストは2+4+2)すべての座席が窓か通路に面しており、777よりも使いやすくなっています。
搭乗が終了し、ドアが閉められます。
搭乗機はRWY34Rから離陸。鉛色の雲を抜けると、夏の青空が広がっていました。
離陸から30分後、ドリンクサービスが開始されます。3月に利用したときは緑茶の紙パックが配布されていました(搭乗記 vol.35 日本航空528便 新千歳→羽田(777クラスJ) - 白ちゃんの旅ノート)が、今回は緑茶、りんごジュース、コーヒー、水、コーラから選択する形となっていました。しかし、名物ともいえるコンソメスープはまだ飲めません。少し残念です。
この日の着陸滑走路はRWY19L。雄大な石狩平野を眺めながら、飛行機は新千歳空港へと近づきます。
飛行機は無事着陸し、スポットに到着します。ファーストクラス、クラスJの利用客は先に降機することができます。利用客同士間隔を開けるようアナウンスがありましたが、守っている人はほとんどいませんでした...
空港到着ロビーへと向かいます。空港にはキャリーバッグを持った人も多くおり、以前の活気を取り戻しつつありました。
3.まとめ
767のクラスJですが、中型機のメリットを最大限活かした座席配置となっていました。
シートピッチも広く、目的地まで快適な移動をすることができます。
みなさんも、767のクラスJで日本の空を満喫してみてはいかがでしょうか。
777のクラスJ搭乗記はこちら↓
A350のクラスJ搭乗記はこちら↓