FDA(フジドリームエアラインズ)のERJに乗って山形を目指します。
搭乗までの様子は前編をご覧ください。
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4.搭乗記
いよいよ飛行機の中に入ります。
グレーの座席にワインレッドのヘッドレストが目を引きます。
座席は一般的な小型機のものといった感じでしょうか。
中型機のもとの比べると全体的にやや小ぶりな印象を受けます。
座席背面にはテーブルがあるのみ。
国内線の座席では標準的な装備ですね。
シートポケット下部には、FDA10周年の広告が貼ってありました。
就航当初は小さな航空会社でしたが、今では全国にネットワークを構築する規模にまでなりました。
FDA603便は乗客を載せてドアクローズ。この日はRWY19Rからの離陸です。
千歳に多く発着するJAL機を横目に、飛行機は北海道をあとにします。
この日の天気は快晴。
離陸直後にはゴルフ場や工業地帯など、苫小牧の市街地が見えました。
機内誌を見てみます。
フジドリームエアラインズ の機内誌は「DREAM3776」と名付けられていて、就航地の観光情報や名物に関する特集が組まれています。
冊子の厚みもあり、全てを読み終えるのには結構時間がいります。
7月の特集は高知の夏休み。透き通った川の表紙が涼しげです。
ページをめくると社長あいさつがあります。
社長もライセンスを持っているのでしょうか、パイロット姿のカットでした。
巻末にはFDAの所有機材の紹介コーナーがありました。
フジドリームエアラインズは機体ごとに塗装されている色が異なっている、珍しい航空会社です。
このような写真を見ると、全機に乗りたくなりますね。
この日の搭乗率は7割ほど。
新型ウイルスによって苦境に立たされている航空業界ですが、段々と乗客も戻ってきました。
ドリンクサービスの時間が始まります。
フジドリームエアラインズのサービスの特徴は、なんといってもシャトレーゼのお菓子がついてくることです。
国際線を利用することができない今、機内で食事をする機会も少なくなりましたね。
配られたのはレーズン入りのチョコレートクランチ。
シナモンとレーズンが入ったチョコレートは、少し大人の味がします。
ちなみにこのチョコレートクランチ、ネットでも買えるそうです。
飛行機は北海道を離れ、本州へと向かっていきます。
窓からは津軽海峡を見渡せました。
この角度で函館山を見るのも空の旅ならではです。
岩手県を超え、飛行機は山形へと近づいていきます。
山形空港は山に囲まれているためか、飛行機は左右に旋回しながら高度を下げていきます。
窓から見える入道雲は、いかにも夏の情景といった感じです。
飛行機は雲の中を突っ切りながら山形盆地へ。
晴天のフライトにしてはかなり揺れました。
飛行機は山形空港RWY19に着陸。
ターニングパットで折り返してターミナルビルへ向かいます。
山形空港は「おいしい山形空港」という愛称を持っています。
この愛称、かっこ悪く聞こえるのは私だけでしょうか...
ターミナルビルの中に入ってターンテーブルへ。
東北の空港らしく米俵とお酒が飾ってあります。
この日の山形は気温が30℃を超える真夏日。
蒸し暑い空気が全身を包み込みます。
私はこのあとシャトルバスを利用して山形市内へと向かいました。
5.まとめ
久しぶりのFDA搭乗でしたが、大手航空会社とは一線を画すサービスで非常に好感が持てました。
みなさんも、FDAに乗って日本の空を飛び回ってはいかがでしょうか。
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