Peachが導入した最新鋭機、A320neoで新千歳から中部へと向かいます。
極薄シートは座っていて疲れますが、新たに導入された機内wifiと新型エンジンで、ある程度は快適に過ごせました。
航空会社:Peach
便名:MM464便
区間:CTS(札幌/新千歳空港)→NGO(名古屋/中部国際空港)
機材:A320neo(JA202P)
利用日:2022/1/16
1.Peachが導入したA320neo
2020年10月、peachは従来機を置き換えるためにA320neoを導入しました。
(Aviation Wire:ピーチ、A320neoお披露目 座席間隔そのまま8席増、燃費2割改善)
PeachのA320neoの最大の特徴はなんと言っても新型エンジン。LEAP-1Aと呼ばれている新型エンジンは、従来型と比較して約20%もの燃費を向上させているそうです。
PeachのA320neoは内装にも変化が見られます。
従来のA320はどうやっても定員を最大180名にすることしかできませんでしたが、A320neoでは従来機よりも8名増の188名仕様とすることが可能となっています。
このような新機能満載のA320neoに乗るため、1月のある日に新千歳→中部でA320neoの便に搭乗してみることにしてみました。
2.予約方法
今回も航空会社公式サイト(【公式】ピーチ | Peach Aviation)から予約しています。
導入当初、PeachのA320neoは従来機と共通運用されていましたが、今では公式サイト上に運行される機材が表示されるようになりました。
文字通り「A320neo」と表示されているのが新型のA320neo、「A320」と表示されているのが従来型のA320(A320ceo)となっています。
PeachのA320の定員は188名。
従来機にはなかった31列目と32列目がサイト上でも確認できます。機内で静かに過ごしたいという方は、座席を選択する場面で31列目、32列目を選択するのもアリですね。
3.搭乗記
出発は新千歳空港から。
Peachは国内線ターミナルの一番北の区画を使用しています。
Peachは新千歳から関空、仙台、成田、中部、福岡、那覇、ソウル(仁川)、台北(桃園)へと飛ばしています。(国際線は休止中)
国内外の北海道人気が現れていますね。
カウンターのそばにあるキオスクでチェックインを行います。
チェックイン方法は予約時に届いたQRコードをかざすだけ。
チェックインが完了すると、レシートみたいな搭乗券が出てきます。
今回は預け入れる荷物はないので、搭乗券を持って保安検査場へと向かいます。
保安検査場には係員の人が立っており、手荷物の軽量を行っています。
Peachでは手荷物として持ち込めるのは7.0kgまで。係員の人はすべての荷物の重さを測っています。
私は今回トートバッグ1つで搭乗したのですが、ちゃんと計量されました。
ここまで厳密に行っている空港も珍しいかもしれません。
保安検査場を抜け、搭乗口へと向かいます。
MM464便が使用するのは0番ゲート。
この搭乗口はPeachのほか、ANAの道内発着路線も使用しています。
使用機到着遅れのため搭乗時間が少し遅れましたが、14:30頃には機内への搭乗が始まりました。
今回搭乗するのはJA202P。2021年に導入されたばかりの機材です。
座席の色は従来のA320ceoを踏襲しており、紫系の灰色でまとめられています。
A320neoの座席はリクライニング機能がありません。
そのため肘掛けの部分が非常に薄くなっており、スマートな印象を受けます。
ただでさえ座席の幅が狭いPeachの座席ですから、トラブルのもととなるリクライニング機能が廃止されたのは妥当とも言えますね。
座席背面を見てみます。
見た目の通り、とにかく薄いです。
この写真を見ておわかりだと思いますが、この座席に座り心地を期待してはいけません。目的地まで耐えるのみです...
一方で座席のテーブルは最大限大きく取られており、機内で軽食を食べたりパソコンを広げてなにかするのには役立ちます。
飛行機は定刻より若干遅れてプッシュバックを開始。
RWY19Rより離陸していきます。寒々しい北の大地とはしばしのお別れです。
(後編へと続く 後編はこちら)
従来機の搭乗記はこちら