非リニューアル仕様の777で新千歳へと向かいます。
今となっては平成レトロともいえる内装で、飛行機好きにはたまらないフライトとなりました。
航空会社:ANA
便名:NH73便
区間:HND(東京/東京国際空港(羽田))→CTS(札幌/新千歳空港)
機材:JA754A(777-300)
利用日:2023/9/14
1.はじめに
ジャンボジェット機、747の登場とともにはじまった大量輸送時代。
747の登場とともに日本の幹線は500席超の大型機が飛び、飛行機の大衆化が始まりました。
その後継機となったのは777-300。こちらも747とほとんど変わらない収容力を持ち、日本の航空輸送を支えました。
しかしLCCの台頭などの時代の流れにには逆らえず、2023年現在の国内線は中小型機メインの運用となり、500席クラスの機材はANAの777-300のみとなってしまいました。
そんな大量輸送時代の名残を求め、ANAの777-300に乗りました。
2.搭乗記
出発は羽田から。
コロナによる移動規制も解除され、だいぶ活気が戻ってきました。
今回利用する便が出発するのは57番ゲート。保安検査場の目の前のゲートです。
搭乗時刻となり、機内への案内が開始されます。
今回利用するのはJA754A。1998年から使用されている機材で、登場以来国内線で使用されている機材です。
今となっては貴重な肉厚シートが目を引きます。
背面はテーブルとシートポケットのみ。
とてもシンプルな構造です。
現在ANAは徐々に777シリーズを退役させており、機齢が20年を超えるこの機材も退役が近づいていると思われます。
飛行機はRWY16Rから離陸。
飛行経路の見直しにより、南風運用時は北へ向かう飛行機がA滑走路を使うようになりました。
今回搭乗している国内線仕様の777-300はプレミアムクラス21席、普通席493席の514席仕様。FSCでは個人モニターを備えた機材が当たり前となる中、777-300は大型スクリーンと通路上のモニターが現役です。
離陸からしばらくして、ドリンクサービスがはじまります。
今回はリンゴジュースを注文。
夕暮れ時の空を進み、飛行機は無事新千歳に着陸しました。
3.まとめ
ANAの777-300の搭乗記をお届けしました。
時代の変化によって日本の空から消えつつある大型機ではありますが、ANAの777-300はもうしばらく残ってくれそうです。
エンジン問題によって退役してしまったJALの777-300の搭乗記はこちら