空の女王として親しまれてきた747ですが、近年ではその数を減らし、日本では見ることも少なくなってきています。
しかしながら、世界には引退した747が保存されている施設が数多くあります。その雄姿はいつまでも忘れられることはないでしょう。
そこで今回は世界中に保存されている747を全7回にわたって紹介し、その様子をみていきます。
第1回はヨーロッパ編。フランスやドイツなど、数多くの747が保存されています。
- 1.フランス ル・ブルジェ航空宇宙博物館 F-BPVJ(747-100)
- 2.ドイツ シュパイヤー技術博物館 D-ABYM(747-200)
- 3.スウェーデン Jumbo Stay Hotel 9V-SQE(747-200)
- 4.オランダ Corendon Hotel Badhoevedorp PH-BFB(747-400)
- 5.スペイン Museo Nacional de Ciencia e Tecnología (スペイン国立科学技術博物館) EC-IAF(747-200)
- 6.オランダ Luchtvaartmuseum Aviodrome PH-BUK(747-200)
- 7.イギリス Cotswold Aieport G-CIVB(747-400)
1.フランス ル・ブルジェ航空宇宙博物館 F-BPVJ(747-100)
フランスのル・ブルジェ航空宇宙博物館には、エールフランスで活躍した747-100が保存されています。
この機体は博物館になっており、コックピットやラウンジ、ギャレーや座席など、747のすみずみまで見ることができます。
博物館はパリ中心部にあるので、アクセスも容易です。
旅客機好きの人には是非行ってほしい場所の一つです。
機内の状態等、詳しい情報は以前記事にしていますので、是非御覧ください。
2.ドイツ シュパイヤー技術博物館 D-ABYM(747-200)
翼の上に人が!!ここは大スケールのドイツ、シュパイアー技術博物館 (Technik Museum Speyer)。ルフトハンザのジャンボ、まるごと保管されてます!フランクフルトから日帰りで行けます。終息後、翼の上を歩いてみたい人はぜひ!#シュパイアー pic.twitter.com/Z06ReeDJuX— Germanydeluxe (@Germanydeluxe1) 2020年4月6日
ドイツにある博物館。航空、機関車、トラクター等、様々な機械の展示があるそうです。
ここに保存されているのはD-ABYM、ルフトハンザドイツ航空で活躍した機体です。
機体が傾けて展示されていたり、主翼の上に乗れたりと、他の博物館にない展示をしているのが特徴です。
この場所の地図
HP:https://speyer.technik-museum.de/
3.スウェーデン Jumbo Stay Hotel 9V-SQE(747-200)
Heading back to the USA, quick pit stop in #Stockholm before my return to host the @GaGuild event this weekend in downtown LA, check out my hotel that’s a 747 at Jumbo Stay in Sweden #Airplane #Hotel #Travel #Photos pic.twitter.com/Sn3WPDat9j
— Ryan McKay (@ryanmckaydesign) 2018年10月11日
スウェーデンのストックホルム・アーランダ空港の近くにあるJumbo Stay Hotel。
ここではなんと、747がホテルとして利用されています。
この機体は1976年にシンガポール航空で9V-SQEとして登録され、その後パンアメリカン航空で使用されたものになります。
スイートルームは1895SEK(約23000円) と高額ですが、ドミトリールームであれば450SEK(約5600円)とお手頃価格で泊まることができます。
ヨーロッパに行った際には是非行ってみたいです。
Jumbo Stay Hotelに泊まった方の滞在記はこちら↓。
コックピットに泊まれるのは羨ましいですね。
ジャンボ機のコックピットが寝室に? スウェーデンの空港にある仰天ホテル | トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート
この場所の地図
4.オランダ Corendon Hotel Badhoevedorp PH-BFB(747-400)
As a true #avgeek, I chose the aviation themed hotel near the airport, which happens to have the former KLM #jumbojet PH-BFB in the garden.
— Today’s Flight (@TodaysFlight) 2022年9月30日
It’s gonna be a short night. The notorious #Schiphol security queue awaits me tomorrow for an early departure. #corendon #QOTS #B747 #AMS pic.twitter.com/8WGfv15Jx2
2018年に引退した747-400、PH-BFBはアムステルダム空港近くのホテルで保存されています。
この機体は「City of Bangkok」の愛称で親しまれていた機体です。
内部は会議室として利用されており、ホテルに申し込めば利用できるそうです。
この場所の地図
HP:https://www.corendonhotels.com/corendon-village-hotel-amsterdam/
5.スペイン Museo Nacional de Ciencia e Tecnología (スペイン国立科学技術博物館) EC-IAF(747-200)
Nuestro socio Diego @internauta2009 nos envía unas fotos 📷 de la sección delantera del #B747 de @Iberia registro EC-IAF bautizado como #LopedeVega expuesto en el Museo Nacional de Ciencia y Tecnología de #ACoruña @muncyt #muncytacoruña #Galicia @AmigosMuseoAire #FOTOgrAAMA pic.twitter.com/xL1g7H6TcT
— FOTOgrAAMA (@FOTOgrAAMA) 2019年8月8日
このEC-IAF、1981年にされて以来一貫してイベリア航空で使用された機材です。
現在は、ア・コルーニャにある国立科学技術博物館で前頭部が保存されています。
2階部分にあるコックピット、1階部分にあるビジネスクラス座席、その下にある貨物室を間近で見られるようになっています。
首都マドリードからは離れていますが、スペインに行ったときは訪れてみたい場所の1つです。
この場所の地図
6.オランダ Luchtvaartmuseum Aviodrome PH-BUK(747-200)
Operator: KLM Royal Dutch Airlines
— H.S. Jones (@ra86093) 2020年4月20日
Aircraft: Boeing747-206B/SUD/SCD
Registration: PH-BUK
Location: LEY/EHLY
Date: 2013.5.1
オランダのAviodromeに貴重な-200Bのアッパーデッキ延長改造されたKLMの747コンビが保存されています。機内はコックピットを含め全域見学可です。 pic.twitter.com/Ung5eKD4xz
アムステルダム近郊にあるアヴィオドロームでは、747-200が保存されています。
この機体はアッパーデッキ延長改造がされたコンビ型(貨客混載型)となっており、世界的にも珍しい機体となっています。
機体に入ることができるのも嬉しいポイントです。
この場所の地図
7.イギリス Cotswold Aieport G-CIVB(747-400)
How about these shots of the #B747400 #Negus livery for a great #wingfriday
— María 🧚♀️🧳✈️🇪🇸🇺🇦 (@flybyday63) 2022年4月1日
G-CIVB@CotswoldAirport
Wishing all a great weekend 🤗✈️ pic.twitter.com/67lgjoZx4l
ブリティッシュエアウェイズで活躍した機体が、イングランドに保存されています。
この機体は1994年に登録されて以降、一貫してブリティッシュエアウェイズで活躍した機体です。
2019年には復刻塗装であるニガス - レトロ塗装となり、退役まで活躍しました。
現在この機体のエコノミークラスだった区画はバーになっていますが、そのほかのビジネスクラス、ファーストクラス、コックピットには手が加えられていないようです。
この場所を訪れた方の映像はこちら
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